©️imago images/PanoramiC

 ナーセル・アル=ヘライフィー氏は、資金難のFCバルセロナがこの夏の移籍において、およそ1億5千万ユーロを投じたことへの憤りを、いまだ抑えきれずにいる。『Politico』とのインタビューにて、パリ・サンジェルマンの会長は「本当にこれはフェアなのか?いや、フェアではないだろう。それでは合法なのか?そこにも私は確信をもつことができないね」と述べ、とりわけ選手獲得のために資産を投げ打ったことに「どうなんだろうか」と疑問の声を投げかけている。

 そしてこのことにUEFAが介入することへの希望も述べており、「彼らが許すならば、他の人たちも同じようなことをするだろう。UEFAには独自のルールがあり、そこで全てがはっきりとするのではないか。」とコメント。なお欧州クラブ協会の会長を務める48歳のカタール人はUEFAの執行委員会の会長としての発言権も持ち合わせる人物だ。ただ一方で彼のパリSG自体、カタールスポーツ投資ファンドからの資金援助を受けていることに絶えず批判の声も向けられているのだが・・・。

 またヘライフィー会長はさらに、物議を醸したスーパーリーグ構想についても明確なメッセージを残しており、前述のバルセロナやユベントス、レアルがイニシアチブをとるこの構想について、「誰もスーパーリーグを許すようなことはないと、心から確信している。自分のことだけではなく、みんなのことも考えなくては。そしてファンのことも尊重しなくてはならないよ」と言葉を続けた。