会社員・武岡優斗、『オールドルーキー』ばりのセカンドキャリアでの苦労明かす「全く別の惑星で社会人やっていたようなもん」

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元プロサッカー選手の武岡優斗が8月31日にブログを更新し、現役引退後のセカンドキャリアについて苦労を語った。

武岡は、Jリーグ川崎フロンターレなどで活躍したのち、2020シーズン限りで現役を引退。その後、再生医療関連事業を展開する会社に就職し、会社員としてセカンドキャリアを歩んでいる。しかし、現在の会社に就職するまで悩みも多かったようで、ブログでは自身の考えの変遷や、就職してからの苦労についても明かした。

武岡は、34歳でのプロ引退を機に「違う世界を見たかった」こともあり、「一度サッカーから離れる選択」をした。だが、このタイミングで「『やりたい事』or『興味のある事』」どちらもが全くなく、「現役中そこに対して本気で向き合ってなかった」ため、「どの方向に最初の一歩を踏み出せば良いのか全くわからず、とにかくいろんな人と話すべきやなとなり、いろんな人と話した」「それでも、自分の中では解決方法は見つからない状態」だったという。

結果的に、「普通に2社面接受けて受かったのが再生医療関連事業に取り組む今の会社です」。だが、就職してからも困難の連続だったようで、「実際に入ってみたらみたで、大変なことだらけ!」、会社員には当たり前のスキルや習慣に戸惑ったという。たとえば、「他人とスケジュールをシェア」「パソコン」「ビジネスマナー」「当たり前のように飛ぶビジネス用語」……。

現在、入社して2年目。ブログの文章もパソコンで打てるほどになったが、「ブラインドタッチはできまへん!」。「社会人になって12年といえど、これは全く別の惑星で社会人やっていたようなもん」「きっとみんなにとっての当たり前がほんまに当たり前じゃないんです。自分がこの立場になってほんまに思います」と、持ち前の明るさで、感慨深げに語った。

さらに、目下携わる再生医療事業について、「自分が現役時代に苦しんだ部分で選手をサポート出来る今の道」であり、「サッカーのみならず、様々なスポーツと関わる今、全ての選手の怪我や痛みなんてなくなれば良いのにと真剣に思うからこそ、もっと選手の力になりたいと思う」と、「サッカー界への恩返し」という言葉で、仕事へのやりがいを語った。


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