だるい、動きたくない…「倦怠感」で考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

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倦怠感は主に、体に力が入らない、体調がすぐれない、だるい、動きたくない、集中力が続かない(低下)、なにもしていないのに疲れたと思う状態を指します。倦怠感・だるさは男性女性に大きな差はなく、幅広い年代の方に起こります。

倦怠感・だるさは、肉体的なものは激しい運動や休息不足、不規則な生活習慣が原因で起こります。一方、精神的なだるさは、仕事先の上司に怒られる、プライベートの人間関係がよくないなどの場合に起こります。

倦怠感は休息をとったり原因を解消したりすることで回復することが多いですが、回復しない場合はなんらかの病気が原因となっている可能性があります。

考えられる病気としては、風邪などの感染症、貧血、心疾患、肝炎などの肝臓疾患、腎不全などの腎疾患、ぜんそくなどの肺疾患による低酸素状態、低血圧、更年期障害、糖尿病、甲状腺機能異常、自律神経失調症、アルコール中毒、薬物中毒、睡眠時無呼吸症候群、うつ病、不安障害、慢性疲労症候群、起立性調節障害などが挙げられます。

すぐに病院に行った方が良い「倦怠感」症状は?

十分な休息をとっても回復しない場合

食欲低下、体重減少、むくみなどがある場合

これらの場合にはすぐに病院受診しましょう。

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目は、内科、精神科、心療内科です。

問診、診察、血液検査、腹部超音波検査、画像検査(レントゲン、CT、MRIなど)を実施する可能性があります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。

いつからどの程度の症状があるのか、生活に支障をきたしているのか、他に症状はあるのかどうかを医師に伝えましょう。

治療する場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

倦怠感症状の病気

関連する病気

風邪症候群

貧血

心疾患

肝機能障害

腎機能障害

気管支喘息慢性閉塞性肺疾患低血圧更年期障害糖尿病

甲状腺機能異常

Addison病

悪性腫瘍

栄養障害

自律神経失調症

アルコール中毒

薬物中毒

睡眠時無呼吸症候群

うつ病

不安障害

慢性疲労症候群

結核

梅毒

寄生虫感染症