大人2人が何度でも同じ温度感になるために、何が必要なのだろうか

写真拡大

彼氏(ユウキ)に同棲を断られ、生活に関する価値観のズレを合わせることに奮闘する、かどなしまるさん。「同棲」のハードルが高いユウキだが、「付き合うこと」に関して、かどなしまるさんは慎重派で――。

【漫画】本編を読む

ウォーカープラスで連載漫画を開始したのは、にほんブログ村「コミックエッセイ」ランキングでTOP10に入るなど人気を博している、元アルコール依存症のアラサーOL・かどなしまるさん(@marukadonashi)。発売中の書籍「人生が一度めちゃめちゃになったアルコール依存症OLの話」では、新卒で入った会社で人間関係に悩み、「ダメだ」とわかっていながらも、お酒を飲んでから出勤するようになってしまった体験を描いている。

※アルコール依存症は完治しない病と言われています。著者の個人的な見解で、一番ひどい状態にあった過去と区別するためにタイトルで「元アルコール依存症」と謳っていますが、著者自身も自分の依存症が完治したとは思っていません。

今回は、彼との“同棲を目指した日々”を描いた『“子ども部屋おじさん”の彼との同棲を目指した100日間』の第15話を紹介。同棲を提案しても「実家を出る理由がない」と断られるかどなしまるさんだが、付き合うことに関しては、かどなしまるさんの方が慎重派だった。付き合いたての2人には、かなり温度差があったそう。しかし、慎重派だからこそ、真面目に2人の仲を深めるために、たくさんのことにトライしてみたという。

ここでは、本エピソードの舞台裏について、著者・かどなしまるさんに話を聞いた。

――ユウキと付き合うと決めたとき、“こんな2人になりたい”という理想はありましたか?

【かどなしまる】何でも話せる親友みたいな2人です。

――お互いの仲を深めるためにしたことの中で、他の人にもオススメしたいことはありますか?

【かどなしまる】共通の知り合いを増やしていったことですね。自分以外の人から相手がどう思われているかを知ることで、より深く分かりあえました。

――最初は温度差があったけど、温度感が同じくらいになったな、と感じた瞬間を教えてください。

【かどなしまる】私は誰とでもそうなんですが、連絡を取ることも緊張しがちで返信が億劫です。逆にユウキは「連絡がしたくてたまらない」という感じで、画面から伝わる温度感も高めでした。

付き合ってから私は、最初は「どのタイミングで返信しよう…」などと考えながら少しこわばって携帯を見ていました。しかし、付き合っていくうちに、ユウキからの連絡が楽しみでしょうがなくなってきて、仕事中も「どんな内容の連絡が入っているだろう」と、ウキウキと心が弾むようになりました。他の誰からの連絡よりもうれしい、と感じている自分に出会ったときに、同じ温度感になっていると認識しました。

一度同じ温度感になった2人。付き合うことには積極的だったユウキだが、今は「実家に住み続みたい」と同棲を拒否しているそう。再び、2人が同じ温度感になるためには何が必要なのだろうか。今後の展開に注目だ。

画像提供:かどなしまる(「お酒がないと××できません」/@marukadonashi)