ヴェルテンベルクの従兄ミュゼスルタン(左・撮影:下野雄規)、半兄シャドウアプローチ(C)netkeiba.com

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 2015年の京王杯2歳S(GII)と朝日杯フューチュリティS(GI)で3着に好走したシャドウアプローチを半兄に持つヴェルテンベルク(牡2、栗東・宮本博厩舎)が、14日の小倉芝1800mでデビューを予定している。

 ヴェルテンベルクは父キタサンブラック、母マルカアイチャン、母の父フレンチデピュティという血統。二代母マルカコマチは1999年の京都牝馬特別(GIII)を制したほか、GIIIで3着4回の実績を持っている。

 母の全妹アスクデピュティの仔には、2014年の新潟2歳S(GIII)を2歳コースレコードである1分33秒4で駆け抜け優勝したミュゼスルタンがいる。同馬は翌2015年のNHKマイルカップ(GI)で3着となるなど活躍したが、度重なる骨折によりわずか7戦で引退、種牡馬入りとなった。

 マルカコマチの半兄は1998年のステイヤーズS(GII)を制したインターフラッグ。また、同馬とハニーサツクルヴアインの牝系には、JpnIを4勝したユートピアやGIIIを2勝したアロハドリームなども属している。同馬の初陣に要注目だ。