山本電気は、家庭用精米機で初めて胚芽と糠(ぬか)を分けられる「YAMAMOTO ライスクリーナー 極め胚芽」(YE-RC21A)を発表した。発売日は8月25日。価格はオープン、店頭予想価格は24,800円前後。

YAMAMOTO ライスクリーナー 極め胚芽/YE-RC21A

胚芽は、米の中でビタミンB1やビタミンE、カリウムなどを豊富に含む部分。これまで、胚芽は精米時に糠と一緒に取り除かれてしまい、白米として食べるときには含まれていなかったという。

「YAMAMOTO ライスクリーナー 極め胚芽」は、精米後に精白米・胚芽・糠に分けられ、胚芽の取り出しが可能な精米機。内部に3段構造のカゴを備え、第1段で精白米、第2段で胚芽、第3段で糠に分けられる。糠は料理に使え、取り出した胚芽は食事に振りかけたり、混ぜたりして食べられる。

玄米を3つに分け、それぞれの使い方で使用できる

精米時間はDCモーターとマイコン制御により短縮し、白米2合が2分15秒。精米容量は2合までと少なめだが、連続で精米し(定格時間10分)、白米4合を4分30秒、白米6合を6分45秒で精米できる。

うるち米は品種に関わらず、10種類に精米が可能(上白米、白米、胚芽米、2分〜8分づき)。米の酸化した部分を取り除いて本来の白米の香りと味を復活させられる「再精米モード」も用意し、精米済みの米を購入している人にも役立つ。このほか、前回使用時の設定を記憶するメモリ機能も搭載する。

本体の精米スクリーン、胚芽スクリーン、糠ボックス、ブレードなどの部品は、取り外しての手入れに対応。本体サイズはW200×D274×238mm、重さは3.3kg。消費電力は150W。計量カップ、レシピブックなどが付属する。