「SUV風のセダン」はクラウン クロスオーバーが初…じゃない?

トヨタは、2022年7月15日に新型クラウンとして4つのモデルを公開。このうち、第1弾として登場するクラウン クロスオーバーを発表しました。

クラウン クロスオーバーはセダンとクロスオーバーSUVの中間のような、独特の新しいスタイルをもった車としてデビューしましたが、このスタイルについて海外メディアのThe Driveは、トヨタが過去に販売していたモデルのスタイルが反映されているとしています。

かつて北米で販売されていた『ヴェンザ』に似ている?

トヨタ ヴェンザ

The Driveは、トヨタが2008年に北米で発表した『ヴェンザ』の車名を挙げ、新型クラウン クロスオーバーとヴェンザが思想的に似ていると説明。

ヴェンザの初代モデルは、カムリをベースにしたクロスオーバーSUVで、RAV4やハリアーなどよりもファストバックに近い、新型クラウン クロスオーバーに近いスタイルのモデルとして登場しました。

「乗用車のハンドリングとSUVの荷室の融合」と称されているヴェンザは、クロスオーバーSUVと呼ぶには最低地上高が低く見え、かと言ってセダンやワゴンとしては全高が高い、分類が難しい車です。

大きなトランクルームや折りたたみ式のリアシートをはじめ、十分な牽引能力、アイポイントの高いドライビングポジション、そして四輪駆動といった特徴を持ちながら、各部のデザインはセダンやワゴンに近いものでした。

クラウンクロスオーバーのデザインにSNSでは賛否両論

新型クラウン クロスオーバーのデザインについて、The Driveはトヨタ ヴェンザの初代モデルのように「奇妙な雰囲気」と称している通り、見慣れないスタイルであることから賛否が大きく分かれているようです。

SNSなどでは「実車を見るのが楽しみ」「存在感がすごい」「カッコいい!」といった意見がある一方で、「ダサい」「高級感がない」「SUVは見飽きた」といった意見も見られます。

クラウン クロスオーバーはトヨタの挑戦?

トヨタは、新型クラウンについて「これまでの概念にとらわれない、新たな価値を提供する」と説明しています。

「トヨタの作った壁を壊せ」など、これまでのトヨタのイメージを刷新することに精力的な昨今のトヨタ。新型クラウンでもセダンのボディタイプも用意されてはいるものの、1弾目にクロスオーバーSUV風のクラウン クロスオーバーを据えたのは、クラウンのイメージチェンジを印象付けようという狙いがあったのかもしれません。

そのデザインについては賛否両論がありますが、それだけ衝撃的な話題であったと言えるでしょう。クラウンのこれまでのイメージを覆すというトヨタの挑戦のひとつとして、クラウン クロスオーバーはすでに『成功』を収めました。