ヘビを捕獲する人々(画像は『Metro 2022年7月17日付「Two missing pet dogs found… inside belly of 22ft python」(Picture: Viral Press)』のスクリーンショット)

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タイ東北部シーサケート県で今月9日、体長6メートル超のニシキヘビが捕獲され、腹部から行方不明になっていた近所の犬2匹が見つかった。『Metro』などが伝えている。

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シーサケート県にある村の荒れ地で9日、巨大なニシキヘビの目撃情報があり、現場にはヘビの捕獲にあたるハンドラーが呼ばれた。

ヘビはコンクリートブロックの廃材の下に巣を作っていたそうで、ハンドラーが捕獲する様子はカメラに収められた。

動画では、ハンドラーがニシキヘビの口をテープで巻いて頭から引っ張っているが、異様に膨れた腹部が途中でひっかかり苦戦している。しかし最後は腹部2か所に紐を巻き、3人がかりで引っ張り上げることで捕獲に成功、体長約6.7メートル(22フィート)の巨体をコンクリートの広場まで運び出した。

ハンドラーの1人、ピヤチャット・チャロエンソファさん(Piyachat Charoensopha)はメディアのインタビューに応じ「捕獲したのは我々がこれまで見た中で最も大きな個体の1つだよ。きっとあそこにしばらくの間棲んでいて、捨てられたり迷子になった動物を餌にしていたのではないかな」と語ると、次のように明かした。

「実は村人が行方不明になった犬2匹を探していてね。ヘビの腹部には犬2匹が見つかったというから、いなくなった犬に間違いないだろうね。」

なおヘビの体重は100キロ近くあったそうで、最後に食べた餌が大きすぎてほとんど動けずにいたという。近隣に住む人々はこのニシキヘビがペットや捨てられた動物たちを餌にしていたと信じており、このたびの捕獲に胸を撫で下ろしているようだ。

ちなみにタイにはヘビが多数生息し、ニシキヘビの中で最大級で斑紋が網目状に見えるアミメニシキヘビは全長約5〜8メートル、最大記録は9.9メートルに達するという。今回捕獲されたニシキヘビも同種とみられており、無毒だが締めつける力が非常に強いそうだ。

画像は『Metro 2022年7月17日付「Two missing pet dogs found… inside belly of 22ft python」(Picture: Viral Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)