宮沢氷魚『ちむどん』好演の裏で方針転換…取材で父・和史の話が一切NGになったワケ

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7月上旬、都内の街角を歩いていたのは宮沢氷魚(28)。

184cmの高身長と、クオーターで彫りの深いマスクはひときわ目立つ。現在放送中の朝ドラ『ちむどんどん』(NHK)で新聞記者・和彦を演じ、ヒロイン・暢子(黒島結菜)との恋の行方に注目が集まっている。

宮沢といえば、沖縄を歌った大ヒット曲『島唄』が有名なバンド「THE BOOM」のボーカル、宮沢和史(56)を父に持つことでも知られている。朝ドラの舞台も沖縄ということで、最近の父子関係は気になるところだが……。

「これまで氷魚さんは、お父さんについてインタビューでたびたび語ってきたのですが、このごろはまったくノータッチ。気になってテレビ局に確認してみると、質問だけでなく、原稿で触れることも“一切NG”になっていると聞いて驚きました」(テレビ誌ライター)

宮沢が芸能界入りしたのは、父のライブを見たことがきっかけ。「何千人もの人が感動しているのを見て、誇らしく思いました」と語っている。そんな息子に「向いてないと思う」と一時は芸能界入りに反対の意思も示した和史だが、実際にはかなりうれしかったようだ。

「モデルとしてデビューしたのですが、初めて掲載されたファッション誌は発売日に和史さんが買ってきたそうです。新聞に載ったときは、雨の中コンビニまで買いに行ったとか」(芸能関係者)

幼稚園から高校まで高額のインターナショナルスクールに通い、米国にも留学するなどまさに父の“溺愛”を受けてきた宮沢だが、ここにきて親子関係に変化があったのだろうか。

「変わりはじめたのは’19年にドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)で女優の杏さん(36)と共演してからだといわれています」(前出・テレビ誌ライター)

作品中では恋人同士を演じたが、高身長の美男美女はお似合いのカップルそのものだった。

「杏さんが宮沢さんを誘って、一緒に豚骨ラーメンを食べてからキスシーンに臨むなんてこともありましたね」(テレビ局関係者)

また宮沢は、あるトーク番組で、「(共演者を)好きになるほうですね」と話し、杏についても「(好きに)なりました、もちろん」と笑顔で告白。当時はまだ杏が俳優の東出昌大(34)と結婚していたため、あくまで番組上のリップサービスだったが、ドキリとさせられた視聴者も多かっただろう。

「恋愛関係というよりは、杏さんを“芸能界の姉”と見ているのでしょう。杏さんといえば渡辺謙さん(62)を父に持つ二世俳優の代表的存在ですが、杏さんは謙さんと一定の距離を取ってキャリアを積んできました。宮沢さんがここにきて父の話題をNGに方針転換した陰には、“もう仕事では親から巣立つべき”という杏さんの檄があったからなのでしょう」(前出・芸能関係者)

宮沢がリスペクトする杏は、今夏から子供たちとフランスに移住するが、師弟関係ならぬ“姉弟関係”はこれからも続いていく。