Microsoft Edge(以下、Edge)は、Internet Explorer(以下、IE)のTrident MSHTMLエンジンでWebページを閲覧する「IEモード」をバージョン77から備えている。

IEサポート終了に伴い、企業の担当者は、イントラネットなど特定サイトでIEモードを有効にしているはずだが、専任担当者をおけない中小企業は対応が難しいだろう。そこで個別PCを対象にIEモードを使用する手順を紹介したい。

「…」→「設定」と順にクリック/タップする

「既定のブラウザー」に並ぶ「Internet Explorerモードでsheerとの再読み込みを許可」のドロップダウンリストから「許可」を選択して、「再起動」をクリック/タップする。なお、本ページには「edge://settings/defaultBrowser」でアクセス可能だ

それではIEモードを早速試してみよう。Edgeが再起動したら、任意のWebサイトで「Internet Explorerモードで再読み込みする」を実行するだけでよい。

「…」→「Internet Explorerモードで再読み込みする」と順にクリック/タップする

IEモードが有効な状態

IEモード利用時はアイコンおよびメッセージが現れる

本来はXMLファイルを用意して、IEモード動作の有無を制御するのだが、そこまで煩雑な管理は避けたいのであれば、特定のWebサイトをIEモードで30日間開ける設定を試してほしい。

IEアイコン→「次回、このページをInternet Explorerモードで開く」と順にクリック/タップし、スイッチをオンに切り替える

設定情報は「Internet Explorerモードページ」で管理される

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら