コシナは5月15日、ニコンZマウントのフルサイズセンサー搭載カメラに対応する交換レンズ新製品として、「VOIGTLÄNDER APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical」を発表した。今年6月の発売を予定しており、メーカー希望小売価格は132,000円前後。

「VOIGTLÄNDER APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical」

ニコンとのライセンス契約に基づいて開発・製造された交換レンズ製品。電子接点を搭載して対応ボディとはExifの通信やボディ内手ブレ補正、フォーカスアシスト機能も利用可能。すでに販売中のEマウント向けやVMマウント向けと同等の光学系を用いつつ、Zマウントのイメージセンサーに最適化した光学設計を採用したとしている。

APO-LANTHARはフォクトレンダーの製品シリーズ中で特に高性能な製品に与えられるブランド名で、光の三原色を構成するRGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づけて低減。12枚もの絞り羽根を搭載し、開放のF2からF2.8、F5.6でも円形を維持する特殊形状を採用したことで、点光源の玉ボケを生かした撮影を行えるという。フォーカス機構はマニュアルで、フローティング機構を搭載する。

対応マウント:ニコンZマウント(フルサイズ対応)

焦点距離:35mm

絞り:F2〜F16

絞り羽根:12枚(円形絞り)

レンズ構成:9群11枚(異常部分分散ガラス×5、非球面ガラス×2)

最大径×全長:67.6×70.4mm

重さ:360g