「0秒チキンラーメン」は店によってラーメンコーナーとお菓子コーナーで置き場所が変わる

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 4月4日に発売された、そのままかじりつく用のチキンラーメン「0秒チキンラーメン」。お湯を入れないから0秒で食せるでしょ、というまるでトンチのようなネーミングだが、これがなかなか話題になっている。そこで今回は、この斬新なスナック菓子を実食。さらに禁断の3分チキンラーメンも作ってみた。

 

●そのまま食べればボリボリ美味い最強スナック菓子



 さっそく、黄色いひよこちゃんの顔が眩しいパッケージを開封。すると思ったよりもしっかりそのままのチキンラーメンが現れた。お湯を入れないなら確実に使わないたまごポケットまでついている。さらにパッケージから出すときにぼろぼろと崩れて、麺の破片が飛び散る様子も通常のチキンラーメンそっくりだ。

 アジア映画などでは見たことがあるが、あまり日本ではインスタントラーメンをおやつみたいに食べる習慣がない(ですよね?)ため、そのままの丸かじりに少々抵抗があるが、とにかくエイヤと食してみる。ボーリボリボリボリ!!おおー、想像以上のボリボリ感。もちろん破片は四方に飛び散る。

 そして重要な味はというと……かなり美味い! 薄くもなく、しょっぱくもなく、チキンラーメンの鶏ガラ醤油味そのままの美味さ。これはおやつとしても、酒のつまみとしても使える汎用性の高いスナックだ。ボリボリ感も癖になり、どんどん大口でかじりつきたくなる。

 と、ここで禁断のひらめきが。わざわざ0秒用として作られたこいつに、通常のチキンラーメンのようにお湯を入れてみたらどうなるのか?好奇心が抑えきれず、早速通常のレシピに沿って0秒チキンラーメで、3分チキンラーメンを作ってみた。

 まずは器に麺を入れて、たまごポケットにそっと生たまごを落とし、沸騰したお湯をやや少なめに入れてみる。そしてフタをしてドキドキしながら3分待つ。もし普通のチキンラーメンと同じ味なら、どうしてくれようか。これ名前変えただけですやーん!的なツッコミで終わることができるのか?

 3分経ってフタをとると、現段階では、スープの色は普通のチキンラーメンと同じくらいな気もするし、少し薄い気もする。おそらく麺の色の濃さは同じくらいだろう。たまごの黄身を崩さないように麺をそっとほぐしてスープに馴染ませていく。お、おおー!普通のチキンラーメンより麺が短かったり、切れやすかったり、なにかしら違うことを想像していたが、しっかりとしたラーメンに仕上がっており、これはこれで興奮した。

 ではお味は、ということでスープを飲まずに最初から麺をズババと食してまると……ハイ!うすーい!味がほぼなーい!余計な実験してごめーん!見た目が想像以上にチキンラーメンだっただけに、味が違いすぎることで脳が少々混乱する。スープも、チキンラーメンの残り汁にお湯をがんがん足したような腑抜けた味わいだ。

 そこでホンダシと醤油で味を調整。すると、うん、普通に美味い。チキンラーメンのベースともマッチして問題なく完食できた。だけど、それなら通常のチキンラーメンを食べた方が何倍も美味しいはず。結果余計なことをしただけとなった。残っている0秒チキンラーメンを本来の状態でボリボリやって口直し。やっぱり、すぐ美味しいが、すごく美味しいわけです。(エフェクト・山葉のぶゆき)

※記事中の価格は購入時もの