「一般プレイヤーがチーターを一方的にボコれるシステム」をCall of Dutyが実装、チーターからは一般ユーザーが透明化
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人気FPSゲーム「Call of Duty: Vanguard」が「チートを使うと敵が見えなくなる」という新型アンチチートシステムを実装しました。開発チームは「まっとうなプレイヤーがチーターを一方的にボコれるシステム」と説明しています。
RICOCHET Anti-Cheat Progress Report - Vanguard Update
https://www.callofduty.com/blog/2022/04/call-of-duty-vanguard-ricochet-report-update
https://arstechnica.com/gaming/2022/04/call-of-duty-cheaters-are-being-struck-blind-by-anti-cheat-software/
Call of Duty's anti-cheat system is now preventing cheaters from seeing opponents in-game | Eurogamer.net
https://www.eurogamer.net/call-of-dutys-anti-cheat-system-is-now-preventing-cheaters-from-seeing-opponents-in-game
買い切りタイプの「Call of Duty: Vanguard」と基本プレイ無料なバトルロイヤル「Call of Duty: Warzone」のアンチチートセキュリティシステム「RICOCHET」の開発チームが2022年4月26日に「クローキング」という新型アンチチートシステムを実装したと発表しました。発表によると、このクローキングはチーターに「敵が見えなくなる」というペナルティを与えるもので、具体的には「敵キャラクターのスキンや敵の撃った弾が見えなくなり、敵のたてた音も聞こえなくなる」とのこと。一方でまっとうにプレイしているユーザーはクローキングのペナルティを受けているチーターのことを従来通り認識できるため、RICOCHETチームは「『誰が俺を撃っているんだ!!』と叫びながらくるくる回転しているのがチーターです」と説明しています。
RICOCHETチームは単にチーターをBANするだけでなく、「チートを使うと一方的に不利になる」というシステムの構築に継続的に取り組んでおり、2022年2月には「チートを使うと相手にダメージが与えられなくなって一方的にボコられる」というシステムを実装していました。
「チーターによる攻撃を無効化して一般プレイヤーが無双できるチート対策」がコールオブデューティで追加される - GIGAZINE
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運営元のActivisionによると、こうしたチート対策はチーターをあえて放置することでチーターのシステム情報を収集するという狙いがあるとのこと。
RICOCHETチームはチーターに対してペナルティを科すという取り組みを進める一方、チーターのBANもしっかりと続けており、今回の発表の中で「2022年3月19日にTwitterで告知した『9万個のアカウントをBANした』という発表以降、新たに5万4000個以上のアカウントをBANしました」と説明しています。
今回発表された「クローキング」を含むアンチチートアップデートは、まず最初に「Call of Duty: Vanguard」に実装され、しばらくたってから「Call of Duty: Warzone」に実装されるとのことです。