ダイエットがきっかけで巨大な腫瘍が見つかった女性(画像は『Jaimi 2022年1月29日付TikTok「Reply to @daanielhan also my surgeon sent me Live Photos if you want me to share but you will 100% be freaked out」』のスクリーンショット)

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アメリカ在住のある女性は、何年も前から様々なダイエットに挑戦してきたものの減量できずにいた。一日2回の運動と健康的な食事を心がけていたにもかかわらず、体重が急激に増え始めた女性は「何かがおかしい」と思い医師の診察を受けたところ、腹部に卵巣を巻き込む約9キロの腫瘍が見つかった。その経験をTikTokでシェアしている女性について、『The Sun US』『New York Post』などが伝えている。

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米テキサス州に住むジャイミ・コンウェルさん(Jaimi Conwell、28)は、何年も前からダイエットを続けてきた。

運動のほかに低カロリー食や糖質制限など様々なダイエットに挑戦してきたが、これまで減量に成功することはなかった。ここ数年間は一日2回の運動と健康的な食事を心がけていたが、体重が急激に増えたため何かがおかしいと思っていたそうだ。

そんなジャイミさんが医師の診察を受けたのは昨年3月のことで、このように振り返っている。

「体重が18ストーン(約114キロ)まで増えて、靴紐を結ぼうと前かがみになると吐き気がするようになったんです。体が大きい人にとっては普通のことだと思っていましたが、気になったので医師に診てもらうことにしました。そして血液検査の結果、白血球の数値が異常だと判明したのです。」

「私は麻酔で眠っていたので付き添っていた母が医師の説明を聞いたのですが、腹部に巨大な腫瘍があって卵巣を巻き込んでいるとのことでした。医師は母の同意を得たのち、腫瘍と右の卵巣を摘出しました。麻酔が醒めた私は腫瘍のことを母から聞くと、医師が『良性か悪性か分からない』と言っていたことを知って本当にショックで…その時の気持ちは思い出せませんが、私はもう助からないのかな…と考えたこともありましたね。」

その後の検査で、ジャイミさんから摘出された腫瘍は奇形腫であることが判明した。奇形腫は最近では胚細胞性腫瘍と呼ばれ、女児の卵巣や男児の精巣に発病しやすいという。ゆっくりと成長する腫瘍であり、ジャイミさんの奇形腫も少しずつ成長してきたものだったが、重さが20ポンド(約9キロ)にも及んでいたことからこれまで摂取した栄養はすべて腫瘍が吸収していたと思われている。また奇形腫が進行する中で、髪の毛や歯、皮膚の一部といったものが形成されることがあるそうだ。

「赤ちゃん3人分の重さだったと知ってショックが大きかったです。さらに腫瘍には歯と髪の毛が生えていて、それが本当に気持ち悪かったです。」

「私は将来、子供を生んで大家族になりたいと思っていました。なので最初は『卵巣の摘出=子供ができない』と思い込んで落ち込んでいました。でも産婦人科を受診したところ、残された左の卵巣が機能すると言われて。妊娠には問題ないことは良かったのですが、本当に大丈夫なのか(子供ができるのか)どうかは心配ですね。でもいくつかの検査で腫瘍の危険性も確認され、結果的には摘出してよかったと思います。」

そう語るジャイミさんは最近ダイエットを再開したそうで、食事はプロテインシェイクや魚、鶏肉、サラダなどを摂り運動も続けている。その結果、7ストーン5ポンド(約46.7キロ)の減量に成功し、現在の体重は10ストーン7ポンド(約66.7キロ)になったという。

画像は『Jaimi 2022年1月29日付TikTok「Reply to @daanielhan also my surgeon sent me Live Photos if you want me to share but you will 100% be freaked out」「Reply to @irias30 #greenscreenvideo」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)