『VAIO SX 14』は猫がいても在宅ワークに影響しないノートPCでしたw
コロナ禍を受け、在宅でのリモートワークをするようになった、という人は多いことだろう
生活の基盤である“ホーム”での仕事は、(特に家族持ちであれば)複雑な要素をいかに排除しながら行うか、との闘いになる。来訪者、子ども、家事……。
中でも、絶対的にコントロールできない要素は、猫だろう。資料を広げていればその上に乗り、PCで作業をしていればキーボード部分に乗る。オンラインミーティングを始めようものなら、それまで寄って来なかったのに、突然“かまって攻撃”をかましてくる。
まあ、そこがかわいいのだけれど。
とはいえ、お金をもらって仕事をしているからには、そのような外的(家内的?)要因による影響はできるだけ排除したい。猫がPCを蹴飛ばして落としても、オンラインミーティング中に甘えた声を出したりケンカを始めたりしても、慌てないように環境を整えなければならないのだ。
別室を用意するのが、最も近道なのだが、それができない場合はどのように仕事環境を整えればいいだろうか。
猫と共存できるVAIO SXシリーズ
ニャイオ、もとい、VAIO SXシリーズは、VAIOのフラッグシップモデル「VAIO Z」の技術やデザインを受け継ぎつつ、スタンダードモデルとして開発された製品だ。
ディスプレイサイズごとに「VAIO SX12」(12.5インチワイド)、「VAIO SX14」(14インチワイド)があり、それぞれ量販店で販売される5つのカラーと、オンラインストアでのみ購入できるカスタマイズモデルのプレミアムエディション「ALL BLACK EDITION」、数量限定の「勝色特別仕様」が存在する。
なお、ALL BLACK EDITIONは、キーボードの刻印がほとんど見えない“隠し刻印”も選択できるのだが、猫飼いにはこのエディションはあまりおすすめできない。というのも、猫の毛が目立ってしまうからだ。
では、VAIO SXシリーズが、どうして愛猫のいる人の在宅ワークに適しているのだろうか。
それは、高い堅牢性、高指向性マイク、AIノイズキャンセリングと物理キーによるマイクミュートといった機能を搭載しているからだ。
本当に、猫飼いでも大丈夫なのだろうか……? 新しい仕事用PCが欲しいと願い続け、ようやくゲットしたVAIO SX14で検証してみた。
かまって攻撃の鳴き声をシャットダウン
筆者宅には、いちおう、仕事部屋と呼べる空間があるのだが、あまりの寒さに、冬の間はリビングで仕事をすることが多い。リビングには2匹の猫がおり、動けば首輪につけている鈴の音がシャンシャンと鳴るし、1歳未満の仔猫を1歳7カ月の先住猫が構うため、ひんぱんにケンカが発生する。舐めるなどして世話をしたいというだけで、先住猫も悪気があるわけではないのだが。

さらに先住猫は、「構え」「遊べ」「今、皿に入っているのではないおいしい餌を与えよ」「トイレのチェックをせよ」と、鳴いて多くの要求をしてくる。まあ、そんなところもかわいいのだが。
とはいえ、オンラインミーティング(時にはオンライン取材)で“聞こえてはいけない音”が、マイクを通じて先方に聞こえてしまうのではないか、と気が気ではない。そのため、話の内容に集中できなくなることが多々ある。
しかし、VAIO SX12ならその心配はいらない。ディスプレイ上部に搭載した2つのマイクで音のする方向を検知して、聞かせたい音だけを届けるビームフォーミング技術を採用しているからだ。会議室、または家族全員で遠方の親族にビデオ通話を行うときには全方向の音を拾う『標準モード』を使い、正面にいる自分の声だけを届けたいときには『プライベートモード』に切り替えて、周囲の音を相手に聞かせないようにすることが可能なのだ。
また、AIノイズキャンセリング機能をVAIOとして初めて搭載していることも大きい。猫の声を含めた環境音、雑音をシャットアウトしてくれる。猫とは関係なく、キーボードをタイプする音が相手に伝わらないのもいい。
それでも耐えられないほどのボリュームで猫が音を立てたらどうだろうか。たとえば、猫同士のケンカのような場合だ。VAIO SXシリーズにはマイクミュートのショートカットキーが設定されている。マウス操作でディスプレイ上のミュートボタンをクリックするより、Fn+Tabキーを使ったほうが、素早く、しかも確実に操作できるだろう。
なお、猫の鳴き声と相手側の環境音のダブルパンチで、相手の声が聞こえづらいこともあり得るが、先ほどのAIノイズキャンセリング機能は、出力にも対応。相手の周囲の雑音をカットして、スピーカーから流してくれる。これならワンパンチだけで済みそうだ。
物理攻撃にも不安なし
オンラインミーティングより、入力などの作業をしているほうが長い、という人もいることだろう。
新聞や雑誌を床に広げて読んでいると、必ず猫が乗る。同じように、長時間、PCに向かって作業していると、起きてきて暇になった猫が必ずキーボードの上に乗る。いや、それがかわいいんだけど。
作業が一時中断するだけなら、大して問題ないが、猫である。何かの拍子に驚いて、ノートPCをけとばし跳躍しないとも限らない。けとばす部分がキーボードの面であれば、「kkkkkkkkkklllllllllll:::::::::ioioioiooooo」などのように、意味不明なテキストが入力されるだけで済むが、ディスプレイをけとばされてしまうと、曲がってはいけない方角にディスプレイが折れ曲がり、一時中断どころか、数日作業できないということにもなりかねない。作業台からノートPCが落ちてしまった場合でも同様だろう。

VAIO SXシリーズは、ディスプレイが180°開く設計になっている。モバイルして、顧客にプレゼンできる仕様なのだ。
そのため、猫がけとばしてディスプレイがガッツリ開いてしまったとしても、全くダメージを受けることはない。万が一、作業台の奥行きが足りなかった場合はどうだろうか。
自分では試す勇気がなかったので、VAIOが公式で配信している次の動画を見てもらいたい。
「あっ、やめて!」と思わず声を上げてしまうような動画だが、ディスプレイ上辺の中央だけでなく、隅に力を加えても、問題なく動作することがわかるものとなっている。天板だけでなく、ディスプレイの両側面まで立体成型されたカーボン素材で覆っていることから得られる剛性のおかげだろう。
剛性といえば、猫同士のケンカが始まり、逃げたり追いかけたりしているうちに、作業台に置きっぱなしにしているノートPCを落としてしまう、ということもあるだろう。
幸い、我が家では作業台の周りに、取り込んだ洗濯物が置いてあるおかげで、落ちたとしてもノーダメージなのだが、一般のご家庭では仕事環境をキレイにしているはずなので、フローリングの床にノートPCが叩きつけられることになるだろう。
VAIO SXシリーズは、前述のとおり、立体成型カーボンを天板に採用している。これにより高い剛性を実現。テストでは、MIL-STD-810Hで規定されている122cmを超える127cmの高さから何度も落下させ、それでも起動することが確認されている。スタンディングデスクから落ちても大丈夫ということか。これも試してみる勇気はないのだが。
猫を認識しないセキュリティ
最後にもう一つ。仕事中でも来客対応やトイレ対応など、離席することがあるだろう。マメな人であれば、都度、PCを閉じるのだろうが、家に猫しかおらず、機密情報を盗み見される恐れがないのであれば、そのままにしてしまいがちだ。少なくとも、筆者はそちらの種類の人間だ。
機密情報を盗み見されることはないが、作業中のドキュメントに謎のテキストが入力されていることはある。また、仕事が終わって放置していたノートPCのキーボードの上に猫が乗り、スリープから復帰したPCが、無駄にパスコードを求めている……という場面にも割と出くわす。
VAIO SXシリーズは、このような場合にも対処できる。というのも、離席オートロック、着席オートログオン機能を搭載しているからだ。
カメラ……ではなく、人感センサーがPCの前にいるユーザーを検知し、正規のユーザーであれば自動的にログオン、離席すればロックする仕組みになっている。離席中に猫がキーボードを叩いても、「有効な指紋ではありません」「パスコードを入力してください」と催促されることはないのだ。

猫と生活をしている在宅ワーカーにとって、堅牢性が高く、マイクが余計な音を拾わず、勝手にディスプレイが点灯しないような理想的なノートPCがある、ということを、新しい(といっても、発売は4カ月も前だが)VAIOが教えてくれた。
VAIO SXシリーズを手に入れた今、猫たちに囲まれたリビングでも、仕事に支障をきたすことはなくなった。いや、むしろ積極的に邪魔しにきてほしいとすら思う。邪魔をしに来ても来なくても、かわいいことに変わりはないのだが。

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