3月24日に行われるカタールW杯アジア最終予選の日本代表戦に向け、ホームで戦うオーストラリアサッカー協会は国民に向けて積極的なチケット購入を煽っている。公式Twitter(@Socceroos)では「発煙筒OK、ティフォ(コレオグラフィー)OK、スカーフOK、フラッグOK」と応援グッズを持ち寄るよう要求。収容人数80,000人の巨大スタジアムを完全アウェーに染め上げようとしているようだ。

 オーストラリア代表は現在、グループBの3位。勝ち点3差で2位の日本を追っており、もし日本戦で敗れればストレートインでの本戦出場の可能性は断たれ、引き分けでも自力突破の希望が大きく薄れる状況にある。一方、もし日本に勝てば得失点差で2位に浮上。その後、サウジアラビアとのアウェーゲームも控えているが、ホームで戦う直接対決がまずは大一番となる。

 そうした中、オーストラリアサッカー協会は積極的な“販促”をスタート。豊富なビジュアルや試合日までのカウントダウンを駆使しながら「国のカラーを身に纏う時が近づいている」「大きな夜のチケットはまだまだ入手可能だ」と呼びかけている。

 またそれ以外にも圧倒的な物量でコンテンツを展開中。日本で行われた第3戦(●1-2)でゴールを決めたMFアイディン・フルスティッチのインタビューや、2001年から11勝1分という圧倒的な戦績を誇っているスタジアム・オーストラリアでの戦歴、かつて06年のドイツW杯で日本を沈めたFWティム・ケーヒルと日本対策を考える動画企画など、さまざまな方法で決戦ムードを高めている。