【片付け】子どものおもちゃで溢れる部屋もラクラク!話題の“頑張らない”簡単片づけ法
片付けても片付けても、すぐに子どものおもちゃや洋服が散乱…!
仕事や家事、育児に大忙しの女性にとって、子どものもので溢れる部屋の片付けをなんとかしたいと思っている方も多いことでしょう。
収納としても使える!【ニトリ】の子ども用インテリア「ふわふわキッズシリーズ」が楽しそう♪
そこで今回は、Instagramで話題の整理収納アドバイザー、kayokoさんの書籍『暮らしが整う「片付けない」片付け』より、子どものものの片付け方法のアイデアをご紹介します。
kayokoさんの整理収納は、“無理をしない、ストレスのない”片付け方法。
子どものおもちゃをストレスなく片付けるには?
そもそも子どもに「片付けて」と言っても片付けないのは、片付けの方法が分かっていないということがあります。
なので、正論では“小さいうちは親が片付ける”とされますが、それでは大変。心理的にも時間的にも負担が大きくなってしまいます。
ただ「片付けて」ではなくて、最初は一緒にやりながら具体的に「出して、使い終わったら、元の場所に戻してね」と言い続けることで習慣化できるようになると思います。
子どもは年齢差によって、理解力が全然違うので、私は年齢に合わせて片付け方を工夫して教えています。幼少期は楽しさがないと何ごとも続きません。ゲーム 感覚を取り入れて、遊びながら、片付けを覚えていってもらいたいと思っています。出典(『暮らしが整う「片付けない」片付け』)
そして、大人の整理収納でも「使っているもの」と「使っていないもの」の仕分けをすることが片付けの基本ですが、子どもの場合も同じように教えていきましょう。
子どもと片付けをするとき、使っているモノ(大切なモノ) は右に、使っていないモノは左に、という「分ける」を一緒に続けていくと、だんだん一人でも「分ける」ができるようになり、さらに「使っているモノだけをしまう」ができるようになりました。出典(『暮らしが整う「片付けない」片付け』)
こうすることで、今使っているおもちゃだけの出し入れとなるので、片付けが大幅にラクに。おもちゃが無限に増えてしまうことも防げます。
おもちゃの仕分けは、できれば子どもが小さいうちからできるようになるといいですね。
きょうだいがいる場合はどうしたらいい?
きょうだいがいると、「僕・私のものを勝手に使った!」とケンカになることもしばしば。子どもが自分のものを管理するのはなかなか難しいことです。
kayokoさんのお家では、きょうだいのものはそれぞれに色を決めて、シールを貼って、誰のものかすぐ分かるようにしているそう。そうすることで「揉めごとが減り、整理がしやすくなった」とkayokoさんは言います。
さらに、それぞれにものの置き場を与えると、その整理も自分たちでできるようになっていきます。
どれが誰のモノかが分かっても、ちゃんと戻してくれないとお片付けになりません。片付けの基本「元の場所に戻す」がしっかり身に付くように、自分のモノに、それぞれの定位置(おうち)を持たせるようにしました。テレビ収納の一部を姉用、弟用と一つずつ決めています。毎日「おうちに帰らせてね」と繰り返すうちに、自分で自分の定位置にしまう姿も増えてきました。
出典(『暮らしが整う「片付けない」片付け』)
同じようなやり方で、玄関の散らかりがちな子どもの靴を整理する方法もあります。
どうしても靴が脱ぎっぱなしになりがちだったのですが、子どもの目線上に、「きれいにならべてくれてありがとう」という可愛いメッセージシールを貼りました。それから靴を揃えて並べることができるようになりました。並べたら周りの人も自分も気持ちいいということがわかったようです。出典(『暮らしが整う「片付けない」片付け』)
「脱いだら揃えなさい」と子どもをしつけるよりも、自然と自分から片付けたくなる方法ですね。
朝の子どもあるある“パジャマ脱ぎっぱなし問題”はこう解決!
慌ただしい朝の時間、身支度でバタバタ…。
子どもがリビングで着替えると、パジャマをそのまま脱ぎっぱなしで登園してしまうということも。
我が家は、洋服もパジャマも寝室ではなく、リビングで脱ぎ着をしています。子どもって、お母さんが見えるところにだいたいいるので、こういうご家庭は多いんじゃないでしょうか?
せめて脱ぎっぱなしにするのではなく、リビングにパジャマ用のボックスを置いたら、そこに自分たちで入れるようになりました。くしゃくしゃに投げ込んでいようが、まずは定位置に戻したことでよし!としています。出典(『暮らしが整う「片付けない」片付け』)
パジャマは寝室と決めて片付けが増えるよりも、リビングの専用ボックスに投げ込みOKで負担減!
そして朝の身支度においても、子どもの動線に沿ってものを配置することに。
バタバタの原因のひとつは、身支度のときに、あっちに取りに行って、こっちに取りに行ってという動きだと思い、それを見直しました。いつもいる場所にまとめる、通り道に置く、ということ。
リビングで着替えているのだから、子ども服はリビングのテレビ収納の中に入れていました。開ければ、何がどこにあるか分かりやすいシールを貼って分別しておくと、自分で選んで着ることができます。
最後に履く靴下や、ハンカチなど、ちょっとした持ち物は玄関スペースに小さな引き出しを置いて入れました。
子どもたちが一番いるところ、必ず通るところにしまったら、バタバタがずいぶんなくなったのです。出典(『暮らしが整う「片付けない」片付け』)
常識的にはものの置き場ではない場所もどんどん利用することで、子どもも親も手間が省けてラクになります。
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子どものものの片付けがラクになると、イライラしたり叱ったりすることが減って、家庭内の雰囲気も明るく変わっていきますよ。
参考書籍:『暮らしが整う「片付けない」片付け』
kayoko
整理収納アドバイザー。住宅収納スペシャリスト。自身の家の新築を機に「家づくり」「家事」についてのインスタグラムを開始。現在はフォロワー11万人以上の人気インスタグラマー。無理なく、最小限の努力で、ストレスなく、のびやかに、心地よく家族が生活できる「整った暮らし方」が多くの人の共感を呼んでいる。