目指しているのは…(撮影:ALBA)

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QTランク52位の資格で今シーズンに挑む藤田光里がインタビューに応じ、意外な目標を教えてくれた。
これまで2015年の「フジサンケイレディス」の優勝をはじめ、ステップ・アップ・ツアーでも19年に1勝を挙げるなど活躍してきた藤田だが、意外にも目標を立てるのは好きじゃないという。
「立てた目標は必ず達成したい性格なので、達成できないと分かったときにかなり落ちてしまう。例えば60台を出そうと思ってスタートして、絶対に達成できないホールになったときにあきらめてしまうんです」
だから、プロテスト一発合格、QTトップ通過、新人戦優勝、シード獲得、初優勝…と、着実にキャリアアップしてきたときも目標は特に立てていなかったという。そんな藤田が今、目指していることが1つあるという。
「30歳…31歳になる年までにダイキンオーキッドレディスに主催者推薦ではない方法で出場したいんです。これなら状況に応じて色々な方法があるので。もちろん、プロゴルファーなら開幕戦に出るというのは特別なものだと思う」
主催者推薦、永久シードを除いたダイキン出場資格は「メルセデスランキングによるシード」、「前年優勝者」、「前半戦出場権」といったレギュラーツアーの活躍だけでなく、ステップ・アップ・ツアー1位と2位に付与される「前半戦出場権」もある。また、年間を通してレギュラー、ステップで活躍できなくともシーズン後にあるQTで上位に入れば出場できる。いかなる状況でも達成するための条件がそろっているのだ。
現在27歳と余裕を設けているところも藤田らしい。今季の前半戦はレギュラーとステップの両にらみとなる予定。どのようなかたちで沖縄行きをつかむのか。注目してみていきたい。
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