リヴァプールvsトッテナム、最も高額だった冬補強選手トップ6

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プレミアリーグで激突したリヴァプールとトッテナム。

ここでは、両チームが冬の移籍市場で最も高額な移籍金を捻出した選手を取り上げてみる。

トッテナム3位:ロビー・キーン

2009年2月にリヴァプールから加入

移籍金:1503万ポンド(22億円)

スパーズで6年連続2桁ゴールを記録するなどエースとして活躍していたアイルランド代表FW。

2008年夏に憧れだったリヴァプールへ移籍するも28試合で7ゴールに終わり、わずか189日間で古巣スパーズに復帰することになった。

それでも、本人は「自分がやったことは何一つ後悔していない。あそこにいったのは間違いではなかった。ラファ(・ベニテス)のプレースタイルにフィットしなかっただけだ。もし違う監督だったら、うまくいっていたかもしれない。プレーするためにできることは全てやったし、チームに尽くした。それが最も大事なことだ」と語っている。

リヴァプール3位:ルイス・スアレス

2011年1月、アヤックスから加入

移籍金:2385万ポンド(35億円)

エースだったフェルナンド・トーレスをチェルシーに売却した当時のリヴァプールが引き入れた後釜候補のひとり。

アヤックスで無双していたスアレスは、イングランドで予想を遥かに上回る活躍を見せた。

1年目こそ4ゴールだったが、2年目からは2桁ゴールとエースに君臨。133試合で82ゴールを決める大暴れを見せて、バルセロナへと旅立っていった。

2013年夏にはアーセナルへ移籍しかけていたが、ブレンダン・ロジャーズ監督とスティーヴン・ジェラードの説得もあり翻意している。

トッテナム2位:ルーカス・モウラ

2018年1月にPSGから加入

移籍金:2556万ポンド(38億円)

「将来はセレソンで10番を担う」と大きな期待を寄せられていた快足アタッカー。

20歳で加入したPSGでは229試合に出場し、46ゴール48アシストをマークした。だが、ネイマールとキリアン・エムバペの大物2人が加入したこともあり、プレミアリーグへの移籍を決断(移籍金はクラブ史上10位タイ)。

スパーズでは、ハリー・ケインやソン・フンミンらと攻撃陣を牽引し、176試合で35ゴール22アシストを記録している。今年で29歳になったが、将来的には古巣サンパウロに戻りたいという思いも。

リヴァプール2位:アンディ・キャロル

2011年1月、ニューカッスルから加入

移籍金:3690万ポンド (55億円)

当時のエースだったフェルナンド・トーレスをチェルシーに売却したリヴァプールがスアレスとともに獲得した後釜候補のひとり。

このシーズンのキャロルは19試合で11ゴールと爆発しており、イングランド代表にもデビューするなど飛ぶ鳥を落とす勢いだった。

そんな彼を引き抜くためにリヴァプールは当時のクラブ最高額となる移籍金を拠出。だが、チームにはフィットし切れず、58試合で11ゴールという結果で退団していった。

32歳になった現在は2部レディングに所属している。

トッテナム1位:スティーヴン・ベルフワイン

2020年1月、PSVから加入

移籍金:2700万ポンド(40億円)

アヤックス下部からPSVに移った後にブレイクしたオランダ人アタッカー。

2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグで10年ぶりにリオネル・メッシと再会したことが話題になった。

スパーズ史上5位となる移籍金で引き抜かれるも、62試合でわずか4ゴールと苦戦中。ローンでのオランダ復帰も噂されている。

1位:フィルヒル・ファンダイク

2018年1月、サウサンプトンから加入

移籍金:7619万ポンド(114億円)

世界最高のセンターバックになったオランダ代表DF。

吉田麻也とともにプレーしたサウサンプトンで評価を上げると、リヴァプールがクラブ史上最高額となる移籍金で確保した。

当時は多くの列強クラブが獲得を狙っており、マンチェスター・ユナイテッドなどはリヴァプール入りが決まった後に移籍金の照会をしたとも。

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リヴァプールではCLやプレミアリーグ優勝に貢献し、バロンドール候補になるなど大活躍。100億円以上の移籍金ももはやバーゲン価格だといえそうだ。