iPhone SE

ここ数か月にわたりiPhone SE(第3世代)が2022年前半に発売との予想が相次ぐなか、アップルのサプライチェーンに属する複数の部品メーカーが本製品の出荷に向けて準備を進めているとの噂が伝えられています。

台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesによると、VCM(ボイスコイルモーター。スマートフォン用レンズの部品)サプライヤーは依然として新型iPhoneの受注を減らしていないとのこと。なぜなら、次世代iPhone SEシリーズが2022年前半に発売されることに向けて準備を進めているため、と伝えられています。

今週初め、アップル未発表製品の情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、iPhone SE(第3世代)は現行モデルと同じ4.7インチ画面と3GBのRAMを搭載し、Touch ID内蔵ホームボタンや太いベゼルも引き継がれると予想していました。その一方で5Gに対応しつつ、より高速なプロセッサ(iPhone 13やiPad mini(第6世代iPad miniと同じA15 Bionicの可能性が高い)とも述べられています

かたや台湾の調査会社TrendForce社は、第3世代SEは2022年の第1四半期に発売、すなわち3月末までに市場に投入されるとの予想レポートを発表していました。いずれにせよ、年が明けて3〜4か月以内に何らかの動きがありそうです。

さらに将来の話としては、より大型のiPhone SE Plus(仮)がRAM 4GBを搭載するなど「より根本的なアップデート」を果たして2023年発売との予想もあります。こちらはiPhone XRをベースとしたデザイン、つまり前面にホームボタンがなくなりTouch IDが側面の電源ボタンに統合されるとも噂されています。

現在の最新モデルiPhone 13シリーズは「需要が弱まってきた」との報道もありましたが、アップルはそれを織り込んで安価な5G端末・第3世代iPhone SEを早めに投入するのかもしれません。

Source:DigiTimes

via:MacRumors