栃木県など19の都道府県に出されている新型コロナウイルスの緊急事態宣言が9月30日で解除される見通しとなり、宇都宮市の中心部に店を構える飲食店の店主らが24日、店の再開を見越して通路を一斉に掃除しました。

23の小型店舗が立ち並ぶ宇都宮市二荒町の宇都宮屋台横丁です。

栃木県にまん延防止等重点措置が適用された8月8日から原則、休業しています。

24日は久しぶりに店主たちが顔を合わせ、それぞれの状況を確認し、緊急事態宣言の解除に向けて動き出そうと通路を一斉に掃除しました。

宇都宮屋台横丁は2004年のオープン以来、店主のこだわりの料理とお酒をたしなみながら話に花を咲かせる場所として、まちなかのにぎわいづくりに力を尽くしてきました。

50日におよぶ休業はおよそ15年の横丁の歴史で初めての経験です。

期間中も自慢の味をお客さんに届けようと昼間の営業やテイクアウトに挑戦した店もありました。

宇都宮屋台横丁では今後、緊急事態宣言が解除された場合には国や県の要請に応じつつ、可能であれば通常営業に戻す方針です。