フォートナイト裁判でアップル株が下落! GAFAに打撃か
●エピック・ゲームがアップル相手に訴訟
人気ゲームアプリ「フォートナイト」を開発するエピック・ゲームがアップルに対して起こしていた裁判で、米カリフォルニア州の連邦地裁は10日、独自課金を認める判決を下した。【こちらも】Apple、アプリ内でIAP以外の課金方法へ誘導可能にするよう命じられる 米国
ブルームバーグの報道によると、アップルが年間数十億を失う判決となる可能性がある。
エピック側は、アップルのアプリストア「アップストア」がアプリ内課金を独占しており、反トラスト法(独占禁止法)違反であると主張しており、今回の判決では独占については認められなかった。
エピックのスウィーニーCEOは判決を不服とし、控訴する意向を表明している。
これを受けて、アップル株は約3.3%近く下落し、同じく訴えられているグーグルにも波及することが嫌気され、グーグル株も1.9%下落した。
盤石と見られているGAFA株全体、S&P500の米国株にも影響を与えるのか?
●エピック・ゲームとは?
エピック・ゲームが2017年に開発した「フォートナイトバトルロイヤル」は世界的なヒット作となっている。オンラインで多人数同時に参加できることや、パソコン、スマホ、PlayStationなどのゲーム機器でも参加できることが特徴である。2020年のコロナ禍で、特に利用者が急増し、3憶5000万人(2020年5月)に達した。無料でも有料でも楽しむことができて、ユーザー内の7割がアプリ内課金(平均85ドル)をしていると言われている。
エピック・ゲーム全体の売り上げも2020年で51億ドル(約5600億円)に上る。
●アップルだけで終わらない?GAFA全体への影響
アップル株は13日には少し値を戻し、約0.4%プラスとなった。アルファベット(グーグル)株は約1%戻した。グーグルの裁判は少なくとも1年先に判決とも言われており、長期戦は避けられない。ただ、アンドロイドはアップルに比べてシェアが小さいことや、グーグルのアプリ以外からのダウンロードが可能であることから反トラスト法で訴えられるリスクはアップルに比べて小さい。
今すぐに、GAFA時代の終焉、ゲームチェンジとなることは考えづらい。
しかし、エピック・ゲームに関わらず、アップルもグーグルも国内外から独禁法で訴えられており、今後も訴訟リスクは注視しておくべきかもしれない。

