長友佑都

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長友佑都が30日、オンラインの記者会見に応じて「無所属」の自分について語った。

7月1日、フランス・マルセイユは長友の退団を発表した。5月24日、2020-21シーズンの最終節メス戦に途中交代で出場し、日本代表に合流して6月11日にセルビア戦でプレーしたあとは実戦を積んでいない。当然コンディションや試合勘は不安視されるだろう。

「日々のトレーニンをしっかりやってましたし、ケアの部分も高い質を保ってやれていたのでコンディション的にはいい状態だと思います」「ボールはパーソナルコーチと蹴っていました」

「ただ、サッカーの感覚というのはまた別の問題だと思うのですが、コンディションがいいとそこはすぐ戻ると思いますので自分は心配してないです」

「無所属」という状態だが「焦っても仕方がないんでね、こればっかりは。移籍の問題は自分の意志だけでは決まらないし。去年もこんな感じだったので、経験があるので焦ることはないですね」と意に介さない様子だった。

ヨーロッパの移籍市場が閉まるまであと1日。その点を指摘されると「(移籍ニュースを)届けられるように祈ってます」と笑顔を見せた。

「なるべく過酷な環境で勝負したい、挑戦したいという哲学」を貫く長友がこの状況でどんな活躍を見せるのか。「出場したらしっかりと自分のパフォーマンスを出せるように、出なかったとしても経験を伝えたりモチベートしたりというメンタル的な役割もできると思うので、チームに貢献したいと思います」とプレーとともにチームに与える影響にも注目が集まる。


【テキスト:森雅史/日本蹴球合同会社】