家事に仕事に忙しい毎日。とくに時間のない平日は、ちょっと割高でも便利なお惣菜に頼ってしまうことも…。そんななか、フルタイムで働きながらも晩ごはんづくりはたったの10分。しかも食費を月3万円に抑えているという達人も! 週末にちょっとひと手間かけるだけで、平日がぐんとラクになって節約も実現できるという、とっておきの方法を紹介します。

フルタイムで平日忙しくても、食費月3万円!外食費1万5000円!




フルタイムでも月の食費3万円をキープ

「無計画に食材を買って、使いきれずムダにしてしまったり。外食も多かったので食費がかさみ、貯金もできていませんでした…」と話すのは、フルタイムで働くさぶさん。産休・育休が続いて収入が減り、「このままではマズイ…」と一念発起!

それまで夫婦別管理だった家計を一本化。まずは無理のない予算を組み、食費を少しずつ減らしていきました。そうして月の食費を5万円も減らすことに成功したそう。

仕事に復帰したあとも、月の食費約3万円と、外食費1万5000円でやりくり。その予算をキープするために実践しているのが、週末の下準備です。「時短ワザを駆使しながら2時間ほどでつくりおきや下味冷凍。このおかげで、平日は10分で夕食が完成します!」

休日のつくりおきと下味冷凍テクで、平日は働きながら時短&ラクして



予算の立て方から下ごしらえの工夫まで、食費節約の流れを見ていきましょう。

●<予算>月3万円をアプリでざっくり管理



クレジットカードやポイントカードは家計管理アプリに連携。「家計簿をつけなくても、アプリで使ったお金やポイントを確認できるので、月約3万円の予算を手間なく管理できます」

●<献立決め>週1回休日にまとめ買い。スーパーのお買い得品で献立を考案




週末に買い物に行ったとき、安い食材をチェックしながら献立を考えます。自然と旬の食材が多くなり、栄養や味も◎。「夫に料理本を渡して、食べたいレシピにふせんをはってもらっています。献立決めがラクになり、味の好みも分かってきました」

●<買い物&調理>平日分はつくりおき&下味冷凍。余った食材は保存法を工夫して食材ロスゼロ!



買い物から帰ったら、約2時間かけて常備菜づくりや下味冷凍を。「残った食材も保存法を工夫すれば長もちするし、下ごしらえをしてすぐ使えるようにすれば、余らせることもナシ」

食費を抑えながら、忙しい平日のごはんづくりも余裕! おかげで貯蓄も順調に増えつつ、気持ちにもゆとりがもてます。食費節約のための仕組みづくり、ぜひ参考にしてみてください。

<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【さぶさん】



夫(36歳)、長女(5歳)、長男(3歳)の4人家族。フルタイムで働きながら、インスタグラム(@sabu_1985
)で料理や家計管理について発信。著書に『貯金ゼロから「貯め体質」
』(KADOKAWA刊)