暑くなると恋しくなるのが、ご飯にもビールにも合う、みんなが大好きなギョーザですよね。今年の夏は、アツアツのギョーザをご飯にワンバウンドさせたり、豪快に楽しむのはいかがでしょうか? 今回は基本となるギョーザのつくり方をご紹介します。


今年の夏はギョーザを最高に楽しんでみては?

おいしいギョーザは練る・絞る・蒸す・焼くがポイント!



ジューシーな餡とカリッと焼けた皮こそ、ギョーザの醍醐味(だいごみ)。この至福の対比を目指し、餡づくりと焼き方に徹底的にこだわります!


●基本のギョーザ


野菜がひき肉の約1.5倍! ヘルシーで無限に食べられる。



【材料(24個分)】

・豚ひき肉 200g

・キャベツ 250g

・塩 小さじ1/2

・ニラ 1/4束

・長ネギ 1/4本

・A[ショウガ(すりおろす)1かけ しょうゆ大さじ1 オイスターソース、酒 各大さじ1/2 砂糖、ゴマ油各小さじ1]

・ギョーザの皮 24枚

・サラダ油 適量

・酢、しょうゆ、ラー油 各適宜

【つくり方】

(1) 水気をしっかり絞る




キャベツは3cm長さの細切りにし、ボウルに入れて塩をもみ込み、10分ほどおいて水気をよく絞る。ニラは5mm幅に切り、長ネギはみじん切りにする。

<コツ>
キャベツを塩もみするのは下味をつけ、水分を抜くため。出てきた水気を絞りきると、調味料の味が入りやすくなる。

(2) 粘りが出るまで練る




ボウルにひき肉とAを入れ、粘りが出るまでよく練り混ぜる。(1)を加えてざっと均一に混ぜる。

<コツ>
白い脂で肉の赤みが薄まるくらいまで練り混ぜると、食感がよくなる。野菜を加えたら、優しくあえるイメージで混ぜて。

(3) 包む




ギョーザの皮に(2)を量(ティースプーン1杯程度)ずつのせ、皮の縁に水適量(分量外)をつける。手前側を低く、奥側が高くなるように半分に折り、奥側の皮にひだを寄せながら包む。


<コツ>
ひだ側の皮が高いと包みやすくなる。包んだら親指で手前を少しくぼませて皮と餡をくっつけ、形をととのえる。

(4) 熱湯で蒸す




フライパンにサラダ油小さじ1をひいてギョーザを並べ、中火にかけて2分焼く。熱湯3/4カップ(分量外)を回しかけ、フタをして4〜5分蒸し焼きにする。

<コツ>
水ではなく熱湯を注ぐことによって、瞬時に水蒸気になって蒸し状態に。これで皮がもちもちとした食感になる。

(5) 多めの油で揚げ焼く




水気がなくなったらフタをとり、サラダ油大さじ1を回し入れ、弱火で3〜4分ほど焼いて底に焼き目をつける。火を止めてフライパンに大皿をのせ、一気に返してギョーザを盛る。好みで酢、しょうゆ、ラー油を添える。

[1人分318kcal]




<コツ>

ギョーザに火がとおって膨らんできたら、多めのサラダ油を加えて揚げるイメージ。底がカリッと仕上がり、おいしさがアップする。

<撮影/撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【料理/今井亮さん】



ギョーザ愛にあふれた料理家。中華料理店で修業後、料理家のアシスタントなどを経て独立。テレビや雑誌、書籍などで活躍するほか、自宅で主宰する料理教室『亮飯店』も好評。