新型コロナウイルスの感染が急拡大している栃木県内の28日までの1週間の状況をまとめました。

県内では7月22日から28日までの1週間で410人の感染が発表されました。 

前の1週間に比べて226人増え、今年1月に栃木県に緊急事態宣言が発出されていた時期の値に近づいています。

居住地別にみますと宇都宮市が114人、続いて足利市で46人、小山市で45人となっています。

年代別では50代以下の働く世代に感染者が多く、特に20代は107人で全体の4分の1以上を占めています。

クラスターの発生状況は那須町のレジャー施設と宇都宮市の事業所、それに佐野市の幼稚園の合わせて3件あり、クラスターによる感染者の合計は57人と感染急拡大の要因のひとつとなっています。

変異株はこの1週間で99人が感染力が強いとされるインド由来の変異株が確認されました。

県内のインド由来の変異株の確認は累計145人で、この1週間で急増しています。

19日から25日までの陽性率は41.7%でその前の週から3割近く増えています。