マヌルネコの母子(左:母親 中央・右:子ども/撮影日:5月29日)

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上野動物園は10日、マヌルネコが繁殖し、2頭の子どもが順調に成長していると発表した。

マヌルネコの子どもは、2018年にロシアのノボシビルスク動物園から来園した父親と2019年に埼玉県こども動物自然公園から来園した母親の間に誕生した。子育ては、しばらく巣箱内だけで行われるため、子どもの鳴き声により3月28日に出産を確認。乳を飲んでいると思われる子どもの小さな尾と後ろ足が見えたのが4月8日で、4月23日に初めて巣箱の外に出ている2頭の姿を確認した。性別はまだわかっていないという。

母親は、父親と同居したまま出産と子育てを行っている。上野動物園は、母親が安心して子育てできるよう「見守っていきたい」としている。現時点で、マヌルネコ親子の公開の予定はないという。