栃木県と宇都宮市は9日、新たに34人が新型コロナウイルスに感染し、入院していた感染者1人が死亡したと発表しました。

感染が確認されたのは、宇都宮市、小山市、日光市、足利市、高根沢町、壬生町などの10歳未満の小学生から90代の男女34人です。

このうち2人は県内68例目の宇都宮市内のバーのクラスター関連です。

県内の感染者は累計で6,571人となりました。  

療養者は244人、重症者は10人、入院調整中は21人です。

また、入院していた感染者1人が死亡し、県内の死者はこれで80人となりました。

県はこれまでに陽性が判明した20代から80代の男女12人から変異株を確認したと発表しました。

県内の変異株の累計は769人となりました。

県総合運動公園東エリアで屋内水泳場管理にあたっている職員が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。

施設の管理者は6月2日から9日までに施設を利用した人で発熱などの症状がある場合はかかりつけ医などに相談するよう呼びかけています。

9日の夜間から東エリアの施設は休館するということです。

県南健康福祉センターでは感染者1人の入院解除などに関わる文書を誤って別人に送っていたことが分かりました。

文書には感染者の氏名や入院していた医療機関名などが書かれていて文書を受け取った人から8日、センターに電話があり誤って発送したことが分かったということです。

今後はダブルチェックを徹底し、再発防止に努めるということです。

新型コロナウイルスの感染防止対策が適切に行われている飲食店を県が認証する「とちまる安心認証」について県は6月7日付で21件を認証したと発表しました。

認証は今回が初めてでホテル東日本宇都宮の「パルテール」や那須町の「休暇村 那須」などが認証されています。

申請は9日からオンラインでも受け付けています。

8日から申請受け付けが始まった企業や大学などの単位でワクチン接種を行う職域接種について、県は9日午後4時までに11件の申請があったということです。

近県の状況は埼玉県で2人の死亡と121人の感染、茨城県で2人の死亡と24人の感染、群馬県で17人の感染を発表しました。