佐野市の高校で4日、介護の研修会が行われ、生徒が車いすのまま乗り降りできる福祉車両の使い方などを体験しました。

研修会が行われたのは佐野松桜高校で、介護福祉科の1、2年生60人が参加しました。

この高校ではこれまで、校外の福祉関係施設で介護実習を行っていましたが、コロナ禍を受けて昨年度から現場の職員を学校に招いて研修会を開いています。

自力での入浴が難しい利用者の家を訪れてサポートする訪問入浴の研修では、生徒たちが入浴の手順や装置の組み立て方を見学したほか、実際に浴槽に入って利用者の目線を体験しました。

また、施設利用者の送り迎えなどで使う福祉車両の研修も行われ、生徒たちは利用者とサポートする側に分かれて正しい使い方を学んでいました。