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ここ最近Nintendo Switchの強化版モデル、いわゆるNintendo Switch Pro(仮)の予想が相次いでいるなか、新たなうわさや手がかりが届けられています。

まず、大手通販アマゾンのメキシコ向けサイトで「New Nintendo Switch Pro」なる製品ページが発見されました。怪しげな業者ではなく、任天堂のアマゾン公式アカウントにより登録されたと報告されています。

これは仮置きのプレースホルダーページに過ぎないようで、発売日は記されておらず、モデル番号も「dummyasin-nnsw-2021-014」といかにもダミーそのもの。とはいえ、任天堂公式アカウントでもあり、かつ大手メディアBloombergが「新型スイッチは6月のE3前」つまり、これから2週間以内に発表されるかもしれないと報じたことの信ぴょう性を強める感があります。

かたやスペインのゲーム情報サイトVandalは「アジアの周辺機器メーカー」からの噂話として、スイッチProのハードウェアにつき現行モデルとの違いを伝えています。

ひとつには、新型スイッチは現行モデルと同じようなサイズながら、ディスプレイは7インチよりも広くなり、それは画面まわりのベゼルを小さく(「事実上取り除く」と表現)して実現されるとのことです。また従来の液晶よりも画質が優れた有機ELが採用されるとの観測は、有機EL大手が投資家向け説明会で述べたこととも一致します。

さらに新型スイッチは現行モデルの薄っぺらいキックスタンドに代わって、本体の横幅に合わせた大きな衝立が採用され、マイクロソフトのSurfaceスタンドのように折りたためるとのことです。もしも本当であれば、机の上に置いたときの安定性が増すほか、立てる角度も変えやすくなるのかもしれません。

またmicroSDカードスロットも現状の底部から背面の横に移され、よりアクセスしやすくなるとも述べられています。これまではキックスタンドの裏に隠れていましたが、入れ替えが便利となりそうです。

最後の大きな情報は、新型ドックに任天堂ハード初のイーサネットポートが内蔵されるということ。さらにUSB3.0ポートも2つ備えており、現在のUSB2.0よりも転送速度が速くなる一方で、ドックの横幅は少し広くなるとのことです。

近年ではスイッチ上でも「フォートナイト」や「Apex Legends」などオンライン対戦前提のゲームが賑わっているほか、2022年には大本命とも言える「スプラトゥーン3」も控えており、通信が安定しやすい有線インターネット接続は任天堂公式でも案内するほど必須となっています。ドック接続時の4K画面出力やNVIDIA DLSS技術によるグラフィック表示の向上もさることながら、こちらも実現に大きな期待がかかりそうです。

Source:Vandal

via:Tom's Guide,Gamesradar