ユベントス戦で勝利をおさめ、暫定ながら首位浮上を果たしたインテル。だがその舞台裏では大きな変化の時を迎えようとしている。

 大きな負債を抱える同クラブでは、11月と12月分の選手とコーチの給与を支払えない上に、レアル・マドリードへのアクラフ・ハキミ獲得時に発生した移籍金の支払いの延期をも求めた模様。

 以前より中国のオーナー「蘇寧集団」は売却を目指しているとされ、欧州の投資ファンド「BCパートナーズ・リミテッド」が有力視されているところだが、それとは全く関係のない話で、ファンたちの強い反感を買いそうな動きもでてくるようだ。

 ガゼッタ・デロ・スポルトなどが報じたところによれば、3月にインテルでは大々的なキャンペーンを展開し、そこで新しいロゴが発表されると予想されているところ。

 さらにライバルのユベントスと同様に、インテルはどうやらイメージの一新をはかってスポンサーに向けたアピールを目指すようで、さらに伝統的なクラブ名「FCインテルナツィオナーレ・ミラノ」を「インテル・ミラノ」に短縮するという話については、『ラ・レプブリカ』紙では否定された。

 ただユニフォーム・スポンサーに関しては25年ぶりに変わる気運が高まっている。ピレリ社の代わりとして、中国の不動産グループである “エバーグランデ ”が、巨額の資金を用意して待ち構えている模様。

 なおインテル側はこれまで、一切報道内容について発言は行っておらず、近いうちにロゴ、メインスポンサー、オーナー、そしてもしかすると新たな名前をもって、新しいアレナにてプレーをする可能性があるということ。現在は12億ユーロを投じてサン・シーロの再開発計画が浮上している。