移籍2年目も一向に調子が上がらないアザール。(C)Getty Images

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 現地時間1月14日に、アスレティック・ビルバオとのスーペル・コパ準決勝に臨んだレアル・マドリーは1−2で敗れた。

 17分にラウール・ガルシアにあっさり先制ゴールを許すと、37分にルーカス・バスケスがPKを献上。これを再びビルバオの22番に決められ、2点のリードを奪われる。ここから反撃に出たものの、72分にカリム・ベンゼマのゴールで1点を返すのやっとだった。

 とりわけ批判を集めているのが、この試合でスタメンに起用されたものの、精彩を欠いて67分でベンチに退いたエデン・アザールだ。

【動画】アザールが戦犯扱いされたビルバオ戦のハイライト
 
 マドリードに拠点を置く『AS』紙でマドリー部門の編集長を務めるトーマス・ロンセロ記者は、「アザールがピッチにいる間、マドリーは10人でプレーしていた。ボールを足下に置いて彷徨う幽霊のようだった」と酷評。さらに同紙のアウグスティン・マルティン記者も次のように糾弾した。
    
「ベルギー人は、マドリーの攻撃を主導しなければならなかった試合で、再び難破した。ほぼ存在していなかった。もはやスターから頭痛の種だ。今の彼に居場所はない」

 今シーズンはここまで10試合(486分)に出場して2ゴールと、怪我を繰り返して失望を買った1年目と同様に、戦力になりきれていないアザール。チェルシー時代の輝きを取り戻すのはいつになるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部