ジダン、復帰間近のアザール起用に慎重「再離脱するような無意味なことはしたくない」

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レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、ベルギー代表MFエデン・アザールの復帰に向けて慎重な姿勢を示している。クラブ公式サイトが伝えた。

チェルシーから念願のマドリー入りを果たした昨シーズンは度重なる故障に泣いたアザール。復活が期待されながらもケガで出遅れた今季は、ウエスカ戦でゴラッソを決めていたものの、新型コロナウイルス感染に加えて、右太もも負傷と災難が相次いでいる。

そんなアザールについてジダン監督はほとんど回復しているとしながらも、もう少し時間が必要だと現状を説明。復帰後すぐに負傷した前回の二の舞を避けるべく、アザール起用に関して慎重になっているようだ。

「彼は調子が良くて、ほとんど回復している。プレーするにはまだ足りない何かがあるが、トレーニングではよくやっているよ。近いうちに彼がプレーしている姿を見られると願っている」

「私は何も変えるつもりはない。重要なのは、エデンがしっかりと回復していることだ。残念だが、彼は選手としてケガという難しい時期を過ごさなければいけない。彼はマドリーでケガをするまで、何のケガもせず、レギュラーとしてプレーしていた」

「今はこれを受け入れる必要がある。だが、我々は良い時間を過ごしていて、我々が望んでいるのは彼が復帰した時に、継続してプレーできることだ。冷静になる必要がある。我々は彼を必要としている。彼をチームに迎えたいと思っているが、戻ってきてすぐにハプニングが起こるような無意味なことはしたくない」

また、20日に敵地で行われるラ・リーガ第14節で対戦するエイバル戦に向けてもコメント。勝利すれば、首位のアトレティコ・マドリーと勝ち点が並ぶ一戦に向けて、チーム全員で継続していきたいと意気込んだ。

「エイバルは明日、彼らの本拠地で全てを出して挑んでくるだろう。それは我々も同じだ。これを継続していきたいと思う。全選手が関与し、良いムーブメントの中にいる。チームとして我々を証明するチャンスであり、明日もそれを実行していきたい」

「これは非常に重要な試合だ。我々の方が優れている印象を持っているが、簡単な試合ではない。ベストの姿を見せる必要がある」