プレミア「今季最高のU-21」プレーヤー
新型コロナウイルスの影響を受けているとは言え、それでもプレミアリーグは世界でも最も裕福なコンペティションだ。経済的な力は突出しており、最高の選手たちをひきつける。
しかしその一方で最近は若手選手の台頭も目立っており、育成への投資が形になって現れているとも。
今回は『Sportskeeda』から「今シーズンのプレミアリーグで最も優れている21歳以下の選手たちをご紹介する。
メイソン・グリーンウッド
クラブ：マンチェスター・ユナイテッド
昨シーズンのプレミアリーグでデビューしたばかりということも、彼がまだ10代であるということも、これまでに見せてきたプレーを考えると忘れてしまいそうだ。
このマンチェスター・ユナイテッドのウインガーは普通のティーンエイジャーではない。ガブリエウ・マルティネリと共に多くのゴールを決めており、すでにその数は20に達している。
今季は8試合で1ゴールを決めただけであるが、ユナイテッドのキープレーヤーの1人であり続けている。代表での女性連れ込み事件からややパフォーマンスは落としているものの、その才能は明らかだ。後半戦では再びブレイクするだろう。
フェラン・トーレス
クラブ：マンチェスター・シティ
バイエルン・ミュンヘンへと移籍していったルロイ・サネの後釜として期待される21歳のフェラン・トーレス。バレンシアからやってきた彼は、まだそこまでの影響力は見せていないとはいえ、いくつかのゴールとアシストを見せている。
プレミアリーグにはまだ不慣れかもしれないが、その攻撃面での多様性は魅力的であり、グアルディオラ監督からも高い評価を受けている。
先日の代表戦ではドイツを相手にハットトリックを決め、その得点力が本物であることを証明。今季のハードスケジュールのなか、マンチェスター・シティのキープレーヤーになる可能性もある。
デクラン・ライス
クラブ：ウェストハム
もはや語るべくもない、ウェストハムの重要なキープレーヤーだ。2017年の夏に加入して以来、この20歳のMFは100試合以上に出場し、そのタフさと実力を見せつけている。
彼の印象的なプレーによって代表チームにも選ばれることになり、ウェストハムの選手として10年ぶりにスリーライオンズのユニフォームを着用した。2010年6月のマシュー・アップソン以来のことだったのだ。
デイヴィッド・モイーズ監督も様々なポジションで様々な役割を果たせるライスに感銘を受けており、「間違いなく私にとって最高のセンターハーフ」と評価している。
メイソン・マウント
クラブ：チェルシー
昨季のプレミアリーグでチェルシーのトップチームに定着したメイソン・マウント。すでにこの世代最高クラスのMFとなりつつある。21歳になった彼は2020-21シーズンにも飛躍的に向上を見せている。
今季プレミア1試合を除きすべての試合でプレーし、多くのチャンスを生み出し、3つのアシストを記録。傑出したパフォーマンスを見せる試合も少なくない。
ランパード監督も「メイソンほどきっちりした選手はいない。効率的で、クリーンで、鋭いパスを送ってくる」とその活躍を認めているという。
フィル・フォデン
クラブ：マンチェスター・シティ
フォデンは間違いなく現在プレミアリーグで最も優れた若手選手だろう。ダビド・シルバの後継者として期待されているこの20歳は、ジョゼップ・グアルディオラの指導の下で世界クラスの選手になった。
すでにプレミアリーグでも50試合に出場し、複数のポジションで起用されながらも多くのゴールとアシストを記録している。
グアルディオラ監督も彼をチームに加えられることに興奮しており、クラブでも代表でも長く成功できるキャリアを重ねられるだけの才能を持っていると話していた。「彼の情熱が大好きだ。とても辛抱強く、練習では子供のように楽しんでいる」とも。
