いつものように腕章を巻いてピッチに立ったメッシ。本調子からは程遠い出来だった。(C)Getty Images

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 8月までチャンピオンズ・リーグに出場していたため、ラ・リーガの開幕2節が延期となったバルセロナは、現地時間9月12日に2部B(実質3部)のヒムナスティックとトレーニングマッチを開催した。開始早々にウスマンヌ・デンベレのゴールで先制すると、アントワーヌ・グリエーズマンとフィリッペ・コウチーニョのPKで加点し、3−1で勝利を飾っている。

 この試合で注目を集めたのが、大黒柱のリオネル・メッシだ。周知の通り、8月末にクラブに対してまさかの退団要求を突きつきたエースは、しかし7億ユーロ(約875億円)の契約解除金の無効や減額が認められず。「裁判をするつもりはない」と渋々ながら残留を決断した。だが、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長を公然と批判するなど、火種は消え切っていない。

 そんななか、退団騒動後の最初の対外試合を迎えたメッシは、前半45分のみプレー。トレーニングへの参加が遅れたこともあり、プレーは精彩を欠いた。
 
 スペイン全国紙の『Marca』は、「キャプテンは45分間、かなり場違いだった」と辛辣で、「チームメイトと連係が取れず、何回かボールを失うことさえあった」と指摘。ただ、「まだ1週間もトレーニングをしていないことを考えれば、普通のことだ」とも綴っている。

 バルサにとって初戦となる第3節のビジャレアル戦まではあと2週間。調整が遅れている10番は、ここから調子を上げていけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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