画像は国立天文台Webサイトより

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ペルセウス座流星群が、8月12日22時頃に最も活発に活動する極大を迎える。12日の夜に最も多くの流星が出現するが、11日から13日までの3夜も普段より多くの流星を観察することができる。

国立天文台によると、今年は8月12日の月が下弦であるため見える流星の数は条件の良い年より少ないが、月がそれほど明るくないことから「まずまずの数の流星を見ることができそう」とのこと。いずれの夜も、21時頃から流星が出現するようになり、0時過ぎの数時間から日出前に近づくにつれて流星の数が多くなる見込みとなっている。空が暗い場所で観察すると30個程度の流星を観察することができるという。

観察にあたっては、望遠鏡や双眼鏡などは不要で肉眼での観察が適している。流星の中心となる放射点は北東のペルセウス座付近だが、特定の方角だけに出現はしないため、どの方角を向いていても観察可能。空の広い範囲を見渡せる暗い場所で、目が屋外の暗さに慣れるまで15分以上眺めると良いとしている。

ペルセウス座流星群は、1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とともに、「三大流星群」と呼ばれる多くの流星が出現する流星群。条件が良い年には、最大で1時間あたりおよそ40個の流星を観測することができる。極大の時期がお盆や夏休みの時期と重なるため、観測しやすく人気の流星群となっている。