<?php the_title_rss(); ?>

写真拡大 (全4枚)

株式会社ZMP(以下ZMP)は、背負って歩行しながら自動運転用のマップを作成できるポータブルなシステム「RoboMap」を発表した。RoboMapは3DLiDARやカメラ、センサー、コンピュータをコンパクトにバックパックにまとめており、RoboMapをつけて歩くことで自動運転マップを手軽に作成することができる。ZMPが得意とする自動走行ロボットを導入する際の手間を大きく減らすことができそうだ。

●自動走行ロボット導入前のハードルを下げるRoboMap

運転免許証を返納した高齢者への移動手段や、新型コロナウィルス対応に向けた非接触サービスへのニーズが高まり、ZMPはそれらのニーズに合わせ、一人乗り自動走行ロボ「RakuRo」(ラクロ)や無人宅配ロボ「DeliRo」(デリロ)、無人警備・消毒ロボ「PATORO」(パトロ)を開発・販売している。

これらのロボットは事前に作成した自動運転マップとロボットのセンサ情報を照らし合わせて自己位置を把握をしながら走行するため、導入前の自動運転マップ作成が必須となる。

しかし、これらのロボットの活躍の場が歩道や施設内での運用であることから、大掛かりな計測システムは使いづらく、マップ作成のコストや時間も導入前のハードルになっていた。

●歩いて計測、専用バックパックからデータをクラウドへ

RoboMapは、公道(歩道)や施設・フロア、エレベーター内を走行するロボットに特化した、ポータブルな自動運転マップシステムだ。専用バックパックと専用ソフトウェア、クラウドシステムROBO-HI MAP(ロボハイ マップ)から構成され、小型軽量のバックパックには、周囲環境を点群データとして取得する3DLiDAR、画像を取得するカメラ、慣性センサー、そして専用ソフトウェアが実装されたコンピューターが搭載されている。

長時間背負って歩けるようコンパクトなサイズにおさめられている。

●簡単なUI、柔軟な運用できめ細かいデータ取得

地図作成者は背中にバックパックを背負い、スマホでスタートボタンを押すだけで地図データの取得が可能だ。歩く速度でデータの収集でき、1kmのルートであれば、15分程度で取得が可能になる。

また、普段はバックパック上部から広範囲を計測しているセンサーは取り外し可能で手に持って計測することもできる。こうして計測することで狭いスペースや低い場所のデータ取得も可能になりきめ細かいマップ作成ができるのだという。

RoboMapを利用し歩道を歩いて取得したZMPオフィス周辺マップ。車からは計測しづらい障害物の裏側や、込み入った路地なども手持ちできるセンサーでデータを計測できる。

●勢いに乗るZMP 来月には展示会も

スピーディな自動走行ロボットの社会実装に向け、新たな周辺機器を投入したZMP。

新型コロナウィルスの流行が無人サービスの実装を後押ししているのか、ここ最近は発表を立て続けに行っている。

自動走行ロボットと、ロボット用自動運転マップは重要な社会インフラとなりうるだけにこのようなサポートツールまで含めて提案できる強みを活かし、ぜひこの勢いをさらに加速していってほしい。

来月には展示会も予定しているということなので、ぜひ今後も注目していきたい。

(梅田 正人)