火曜日にバイエルン・ミュンヘンは、トーマス・ミュラーとの2021年までの契約をさらに二年間延長。しかしながら僅か数ヶ月前には、このような展開とは全く異なる流れにあった。それは同選手自身がビデオカンファレンスにて明かしたものであり、昨年秋には「契約延長なんて、考えてはいなかったね」とコメント。

 「確かに決して満足できない日々を過ごしていた」と述べたように、ニコ・コヴァチ前監督の下では公式戦6試合連続ベンチスタート、その期間の出場時間は合計81分間と苦しい時期を過ごすことに。しかしながらハンジ・フリック監督が就任すると、再び”神出鬼没のミュラー”が復活、それ以降の21試合で8得点13アシストをマークしており、「考えになかった」という契約延長締結という結果へと至っている。

 
 その一方で来月はじめから無観客での再開が見込まれるリーグ戦については「全く未知の世界だよ」とコメント。「おかしな感覚を覚えることだろうね」そしてこれまでの自宅待機でのトレーニングも未知の世界であり「ロッカールームでのチームの雰囲気など恋しかったね」と同選手。「今はボールに触れる」と前向きな姿勢もみせ、「サッカー選手からボールを奪ったら悲しいものだよ」と言葉を続けた。

 またコーチ陣が「元気付けてくれた」とも述べており、中断までは「ライプツィヒ戦でのドロー以外勝利し続けてきた」という「調子の良さ」からも自信をみせ、リーグ戦のみならずチャンピオンズリーグの舞台においても「選手層の厚み」へ更なる自信ものぞかせている。