フランクフルトFW鎌田大地

写真拡大

 UEFAヨーロッパーリーグ(EL)で日本人史上2人目のハットトリックを記録したフランクフルトFW鎌田大地について、ドイツ大手紙『キッカー』が「奇妙なこと」を伝えている。

 フランクフルトは20日、32強が激突するEL決勝トーナメント1回戦第1戦でザルツブルクと対戦した。前半12分に相手GKの股を抜く右足シュートで先制点を奪った鎌田は、同43分に左足チップキックで追加点をマーク。さらに後半8分、今度は左サイドからのクロスに頭で合わせ、ハットトリックを完成させた。

 データサイト『Opta』によると、フランクフルトの選手がELでハットトリックを達成したのはクラブ史上初。また日本人選手としては2018年11月8日、当時ザルツブルク所属のFW南野拓実がグループリーグ・ローゼンボリ戦で記録して以来の偉業となった。

 なお、今大会6ゴール目は現状での得点ランキング首位タイ。ブンデスリーガでは17試合ノーゴールに終わっているが、欧州カップ戦の舞台ではアーセナルからも2ゴールを奪うなど、圧倒的な勝負強さを見せている。

 このことについて『キッカー』紙は「今夜のスターは間違いなく鎌田大地だった」としつつ、「彼はフランクフルトの選手として14年ぶりに欧州カップで3得点を記録した。奇妙なことにヨーロッパリーグでは7試合で6ゴールを記録しているが、ブンデスリーガでは17試合でいまだゴールがない」と紹介している。