反政府デモの参加者ら。イラクの首都バグダッドのタハリール広場にて(2019年12月26日撮影、2020年1月1日作成)。(c)Ayman Henna / AFP

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【AFP=時事】昨年10月から反政府デモが相次ぐイラク。首都バグダッドのデモ参加者の間では、揺らぐことのない反骨精神の証しとして、スリックバック(髪を後ろになでつけたスタイル)やロカビリー風の髪形がはやっている。

 デモ参加者のカセムさんは「反政府デモですべてが変わった」と語る。「今では、何もかもが全く違う──僕らは自由だ」「だから、新しいスタイルを作り出したんだ」。カセムさんはクックッと笑いながら、前髪を大きく盛り上げた髪形を見せてくれた。

 サッカーのスター選手らから大きく影響を受けてはやったこの髪形は、バグダッドのタハリール広場(Tahrir Square)でことに熱い。

 俳優で活動家としても知られるオマル・ダブール(Omar Dabbour)さん(23)によると、こういった髪形は2年前から見られるようになり、反政府デモとともに爆発的に広まったという。「人々はだんだん自由を感じるようになっている」「タハリール広場の若者は勇敢だ──これが当たり前の光景になった」とダブールさんは話す。

「だが、市内の他の場所は少し違っていて、もっと保守的だ。検問所にいる兵士たちが口出しするからだ」「僕は気にしない。前は髪を短く切っていたけれど、今は伸ばしている。怖くなんかない」

 黄色の眼鏡をかけ、勤勉な雰囲気のカラール・リヤド(Karrar Riad)さん(20)は、わざと無造作に整えた長髪に手をくぐらせながら語った。「今では、何でもできるようになった。僕らはここでしたいことをするのだ」

【翻訳編集】AFPBB News

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