佐藤浩市、原発事故を扱う作品完成「明日への遺産に変えたい」とメッセージ
![佐藤浩市](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/a/4/a4439b800fc607c87675892f0eae5202-m.jpg)
ジャーナリストの門田隆将氏によるノンフィクション作品「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」が原作。原発事故の現場において…メルトダウンと水素爆発を防ごうと残り続けた名もなき人たちを、海外メディアは敬意を込めて「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」と呼んでいたそうだ。
"英語表記"の映画タイトルについて、渡辺が説明した。
「先日(1月22日から始まったキャンペーン)、福島の郡山でスタートしたこの作品が、今日の東京に来て、来月から全国で公開されます。そして、もう1回、世界に届けるものとなります。そういうためにも英語表記になっています」とタイトルの流れを話した。そして会場アナウンスで、改めて「世界73ヶ国で公開されます」と今後の上映計画も明かされた。
続けて「フクシマというワードは、今は、なかなかポジティブには扱われていない」と持論。「でも、この映画を観てもらったら、もしかしたら、世界を救ったことになるのかも…見方が変わるかもしれない。そういう思いでこの映画を届けたい。このFukushima 50という意味が本当になっていくんじゃないかなと思っています」と口にした。
佐藤も深いメッセージを語りかけた。
「災害というものは、いつも深い傷跡、爪跡を残します。でも、その負の遺産を我々人間のほんの少しの努力で、遺産として明日へ、そして未来へバトンを渡すことが出来ると思っています」と考えを示した。
「この負の遺産を明日への遺産に変えられるよう、皆さん、願ってください」と強く訴えていた。
なお、今日のワールドプレミアの演出には、本作で映画音楽に初挑戦した世界的ヴァイオリン奏者・五嶋龍、国内外で活躍するチェロ奏者・長谷川陽子、音楽を担った岩代太郎が指揮するオーケストラ・東京フィルハーモニー交響楽団の演目もあり、初お披露目に一層の華を添えていた。
▼ 岩代太郎が指揮するオーケストラ・東京フィルハーモニー交響楽団の演目もあった
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映画「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」は、3月6日から全国でロードショー。
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▼ 映画「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」予告映像
■関連リンク
映画「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」 - 公式WEBサイト