アメリカ陸軍・空軍・海軍における宇宙関連の部隊やプロジェクトが統合された形で、アメリカ宇宙軍が2019年12月に正式に発足。そして、アメリカ宇宙軍専用の軍服が2020年1月18日に発表されました。しかし、そんなアメリカ宇宙軍の軍服がインターネットを中心に物議を醸しています。

Space Force uniform revealed on Twitter - CNNPolitics

https://edition.cnn.com/2020/01/18/politics/space-force-uniforms-trnd/index.html

実際にアメリカ宇宙軍のTwitter公式アカウントが発表した、アメリカ宇宙軍の新しい軍服がコレ。



一見すると至って普通の軍服ですが、アメリカ宇宙軍がTwitterに画像を公開すると、その「柄」に批判が集中しました。迷彩柄は森林地帯に身を潜めて敵の目を欺くためのカモフラージュを考慮したデザインであるため、「宇宙には森林がないにもかかわらず、なぜ迷彩柄を採用したのか?」という疑問が呈されたというわけです。

「マイティ・ソー バトルロイヤル」「ジョジョ・ラビット」の監督であるタイカ・ワイティティ氏は「(笑) 宇宙のジャングルに隠れるには完璧だ」と皮肉を交えてコメント。



宇宙軍の迷彩柄なら黒色に小さな星をあしらうべきでは?」



宇宙軍の迷彩柄ならこんな感じでしょう」と、宇宙の柄をしたパーカー画像を提示するユーザーもいました。



また、「エピソード6/ジェダイの帰還」に登場する反乱軍を想起したスター・ウォーズファンは、スター・ウォーズシリーズに絡めたコメントをつぶやいています。

スター・ウォーズの公式ノベライズを担当したSF作家のチャック・ウェンディグ氏は「アメリカ宇宙軍は森の月エンドアで戦っているんでしょうか?」と、「ジェダイの帰還」の舞台となる惑星エンドアに絡めてつっこみました。



スター・ウォーズシリーズの熱心なファンとしても知られる映画監督のBryan Young氏は「僕は新しい宇宙軍のユニフォームが好きですよ」と、反乱軍の迷彩柄のジャケットを羽織るハン・ソロの写真と共にツイート。



「『新しい宇宙軍の迷彩軍服はエンドアでしか役に立たない』という知ったかぶりがいます。申し訳ありませんが、この軍服はもっと便利です。ナブーやダゴバ、キャッシーク、タコダナ、スカリフの乾燥地帯などでも問題なく機能します」



なお、「宇宙で迷彩柄?税金の無駄だ」と批判するツイートに対して、アメリカ宇宙軍は「アメリカ宇宙軍は、現行の陸軍・空軍の軍服を流用しており、新しい軍服の設計・製造のコストを節約しています。この見た目は、地上での共同作業があるためです」と回答しています。