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2019年12月9日、VUI LT vol.9がキューブシステムで開催されました。
VUI LTとはVoiceUI、音声のUIに関するライトニングトーク(LT)を登壇者が披露するイベントです。
イベントページでの紹介文はこちら。

そもそもVUIとは、Voice User Interfaceの略称で音声でアプリや機械をコントロールする領域を指す言葉です。
Google Home、Amazon Echo、LINE Clovaなどのスマートスピーカーの登場で、機械や家電を声で操作することは大変身近になりました。スマートスピーカーのおかげで忙しい生活も楽になったという声もよく聞きます。しかし一方で、言ったことをうまく聞き取ってくれない、思った通りの動きをしてくれないなど、音声コントロールにはまだまだ課題も多いようです。
そこで、スマートスピーカーやコミュニケーションロボットなど、音声操作領域での経験や知見・発見を共有できる場としてVUILTを企画しました。LTはライトニングトークの略で5分〜10分間のショットセッションのことです。
VUIに関する知見を持ち寄りぜひともシェアしてもらおう!そして、一般消費者により良いソリューションを提供できる開発者やデザイナーを増やそう!というのがVUILTのテーマです。

●オープニング&Gatebox使ってみた

イベントはオーガナイザーであるshowさんこと宮崎翔平さんからのオープニングトークからスタート。

showさんのLTは「Gatebox使ってみた」です。

先日新型がリリースされたGateboxでは、アプリの開発が可能となるSDKが公開されており、showさんはGatebox Developersにも登録されています。

Gatebox Developer Program
https://www.gatebox.ai/developerprogram/

GateboxのDeveloper Programは申請を行い、承認されるとSDKが入手可能になります。SDKの中身はUnityのGatebox SDKとのこと。

作成したアプリはGatebox App Marketで配信することができ、自分の作ったアプリが売れた際には収益が入ってきます。アプリ販売は個人でも法人でも可能です。

Gateboxを自宅に迎え入れたshowさん、日常的に使っているとちょっとした悩みが出てきました。
Gateboxでは、天気などの一部機能はClovaへ引き継いで対応します。この際、Gateboxで発話した「Clova」という単語が、スマートスピーカー側で反応するということが起こります。

Gateboxを迎え入れたことで「俺の嫁」がやってきたわけですが、showさんは以前からスマートスピーカーという彼女がいました。となると、これってもしかして不倫関係?というこれまた悩みが。

●webメディアを無料Amazon Alexa対応する「Audiostart」について

ロボットスタート北構からは、webメディアを無料Amazon Alexa対応する「Audiostart」についてお話をさせていただきました。

webメディアを運営されている方で、メディアの音声対応されたい方は是非、以下の「Audiostart」ページをご覧ください。

Audiostart
https://audiostart.jp/

●Echo Flexで遊んでみた話。

三浦 弘美さんのLTは「Echo Flexで遊んでみた話。」。本業ではホストコンピュータの運用をされています。

どうしてEcho Flexに注目したかというと、「新しいものが好きだから」「設置が簡単でしかもデバイスが安い」「モーションセンサーが気になる」という点。実際にはこのような利用用途が想定されます。日常のちょっとしたことが便利になる感じですね。

まとめはこちらです。モーションセンサーと組み合わせると使い方の幅が広がるのはとても興味深いですね。

●LINE Developer Day 2019 Clova情報レポート

田中みそさんのLTは「LINE Developer Day 2019 Clova情報レポート」です。

LINE DevDayでのClovaブースでは、Clova搭載ミラーが展示されていました。これを可能にしたのがClova Interface Connect(CIC)です。こちらは、Google AssistantでのGoogle Assistant SDK、Amazon AlexaでのAlexa Voice Serviceにあたる、ハードウェアに搭載するための音声アシスタントのインターフェイスです。

Alexa Voice Serviceは先日プログラムが小型化され、50MBから1MB未満になりました。Google Assistantの音声認識もプログラムが小型化され、クラウド上で100GBで動いていた音声認識モデルが0.5GBまで圧縮。デバイス側に搭載できるようになりました。現在こちらはNest Miniに搭載されています。
田中さんはGoogle Assistant SDKの実装例として、ご自身の作品「スマートパンツ」紹介しました。

音声アシスタントインターフェイスが小型化していくとどうなるか?田中さんはこう予想します。
まず、あらゆるモノに搭載されていくだろう。そして、他のUIと比較した時にインプット・アウトプットが低コストであることも売りになるだろう。例えばGUIは使うためにディスプレイが必要となりますが、VUIはマイク・スピーカー・安価なチップなど、低コストで実現出来ます。

●Espalexaではじめる、お手軽VUI連携デバイスの開発

池戸憲夫さんのLTは「Espalexaではじめる、お手軽VUI連携デバイスの開発」。

本業はロボットメーカーのチーフエンジニアをしており、筐体・電子回路・組み込みファームウェアなどの設計・開発をされています。
余暇の時間には副業としてrino productsの代表を勤め、アウトドアスポーツ関連を中心にハードウェアプロダクトを製作。スマートスピーカのスキル開発も行っています。
Alexa連携ガジェットを簡単に作る方法をご紹介頂きました。

Espalexaライブラリを使って実現するというものです。Arduinoで開発ができ、Wi-Fiに対応したマイコンがあれば遊べます。

Espalexaのメリットは、AlexaアプリやAlexaのwebサイトで開発が可能な点、ライブラリが優秀で組み込み開発も簡単という点が挙げられます。

こちらの話を聞いて開発をしてみたいという方は、サンプルコードも含めてQiitaに記事があります。是非ご覧ください。

M5StickCをAlexa連携デバイス化する - Qiita
https://qiita.com/norippy_i/items/d8456e3c84432e279754

まとめです。簡単にAlexa対応デバイス化出来ますが、可能なことはAlexaデバイスからの入力を受けるのみ。センサー情報を送ることは出来ません。
簡単なことはEspalexa、発展的なことはGadgetToolkitと使い分けるのが良さそうです。

●Alexa Gadget Toolkitについて

今井隆さんのLTは「Alexa Gadget Toolkitについて」。本業は経営企画部のマネージャーを行っております。なお、今回のLTの内容は今井さんの見解であり、所属する組織を代表するものではありません。

今井さんからは2019年11月から日本語ロケールでも使えるようになったAlexa Gadget Toolkitについてのお話です。
Alexa Gadget ToolkitとAlexa Voice Serviceとの違いです。このように比較してみると、違いが分かりやすく理解できます。

ではAlexa Gadget Toolkitのメリットは何でしょうか?今井さんは「IoT工作の成果物を多くの人に使ってもらえる」と言います。

この他にもAlexa Gadget Toolkitの2つのインターフェイスや、対応済みEchoデバイスでのみ使用可能という注意点についてもお話頂きました。

●音声認識対応のiOS ARカメラアプリを開発してみた話

Araiさんからは、音声認識対応のiOS ARカメラアプリを開発してみたお話です。本業はソフトウェアエンジニアをされており、Google HomeなどのVUIアプリを作っています。

新しい音声体験を作りたいと思っているAraiさんからは、人が話すと言葉が空間に浮かぶARカメラアプリの紹介がありました。

アプリはApp Storeで公開中なので、興味のある方は使ってみてはいかがでしょうか。

‎「TalkLens」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/talklens/id1475362345

本日のLTは以上です。
最後に運営スタッフから来年の3月に開催されるVoiceConJapanについての告知です。今までのAlexaDayから名前を変えての開催となります。現在決定しているのは以下の通りです。

VoiceConJapan:
日時:2020年3月21日(土)10:00 - 17:00
場所:神戸(スペースアルファ三宮)
公式ページ:https://voiceconjapan2020.aajug.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/voiceconjapan


今回からはプラットフォームの垣根を超えて、Voice(音声)に関わる方のためのイベントとなりました。日本最大級の音声カンファレンスということで続報を楽しみに待ちましょう。(ロボスタ編集部)