日テレ・ベレーザDF岩清水梓が結婚を発表【写真:Football ZONE web】

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産休に入り、来季復帰を目指す 「我が子を抱えながらの選手入場、これが今の私の夢」

 なでしこリーグ(日本女子サッカー)1部日テレ・ベレーザは14日、元なでしこジャパンのDF岩清水梓が一般男性と結婚し、併せて妊娠していることを発表した。

 本人はクラブを通してコメントを出し、産休に入ったあと「来シーズンの現役復帰を目指します」と宣言した。

 なでしこジャパンにうれしいニュースが飛び込んできた。日テレ・ベレーザは岩清水が一般男性と結婚し、同時に妊娠していることを発表した。現在は安定期を迎えており、別メニューで調整を続けている。岩清水はクラブを通して、自身の言葉で素直な思いを語った。

「まず、シーズンを通して戦う一選手として怪我以外の離脱というご迷惑をおかけしていることについて申し訳なく思っております。しかし、ここまでチームメイト、スタッフ、関係者の皆様のご理解とともに温かく見守っていただき、安定期を迎えることができました」

 2004年にベレーザに入団し、一筋で数々のタイトル獲得に貢献。なでしこジャパンとしても女子ワールドカップ(W杯)には3大会連続出場し、11年大会の優勝、15年大会の準優勝メンバーとして戦ってきた。

「このクラブハウスに通って20年。このクラブハウスで成人を迎え、母になれるとは考えてもいませんでした。ピッチを離れれば33歳女性。わたしも自分の両親のような家庭を持ち、自分の母のような親になりたい。そんなことを、ピッチを離れれば考えていました。そんなわたしのお腹の中で授かった新しい命。とても嬉しく思いました。今は日々少しずつ育つお腹の中の子供が元気に生まれてくることを祈るばかりです」

これからについても明言。「選手としては引退も一度は考えましたが、今は選手としての産休に入らせていただき、来シーズンの現役復帰を目指します」と宣言した。「男子選手にとっては当たり前の光景である我が子を抱えながらの選手入場、これが今のわたしの夢です。そしていずれは我が子の手を引いて引退するという光景を思い浮かべながら今はゆったり過ごしたいと思います」。

 “異例”のママリーガーとして、強い母となる岩清水はこれからも戦い続ける覚悟だ。(Football ZONE web編集部)