先週の初めに、メーガン妃が『メール・オン・サンデー』紙に対し、私信を公開されたとする訴えを起こしたことを明らかにした。

またバッキンガム宮殿は、ヘンリー王子が別件で法的措置に加わろうとしていることも認めており、王子は英国の大衆紙『サン』と『ミラー』の2社を相手取り、「ボイスメッセージの違法な盗聴」に対して訴訟を起こすという。

『ガーディアン』紙によると、夫妻の『メール・オン・サンデー』紙に対する訴訟は、最近掲載された記事に関してのものだが、『サン』と『ミラー』に対するヘンリー王子の訴えは、2000年初頭から続いている一連のハッキング疑惑に関するものだそう。

英ITV局の王室レポーター、クリス・シップ氏は現地時間10月4日の午後、この件に関する自身の考えを発表。他のロイヤルファミリーは、ヘンリー&メーガン夫妻が公式発表をするまで、今回の新たな訴訟と『メール・オン・サンデー』紙に対する訴えの両方について聞かされていなかったと伝えた。これは、訴訟に関する最初の発表があった時、ヘンリー王子の父チャールズ皇太子と、兄のウィリアム王子、祖母のエリザベス女王は不意をつかれたと『タイムズ』紙が伝えたことを裏付けている。

夫妻が『メール・オン・サンデー』紙の訴訟について明かした際、ヘンリー王子は「sussexofficial.uk」に辛辣なメッセージを掲載した(このサイトには現在他のコンテンツがなく、このメッセージのみが掲載されている状態)。王子は、マスコミが妻のメーガン妃に対して「冷酷なキャンペーン」を行なっていると主張し、妃の状況を母ダイアナ妃の苦闘と比較し続けていると述べた。

さらに王子は「私が最も恐れているのは、歴史が繰り返されることです」「私は、愛する人が商品化され、真っ当な人間として扱われなくなった時にどういったことが起こるのかを知っています。私は母を失い、妻が同様の強い力の犠牲者になっていくのを目の当たりにしています」と綴っている。

今後事態がどう収束していくのか、続報を待ちたい。

Photos: Getty Images Translation: Masayo Fukaya From TOWN&COUNTRY