中国メディアは、日本で長年生活している英国人の手記を紹介する記事を掲載し、「日本は仕事をするところではない」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国では仕事に対する取り組み方や考え方が大きく異なっている。それゆえ中国では勤務時間中であったとしても友人とおしゃべりしていたり、携帯電話でSNSのやり取りをしている人の姿をよく見かける。日本では勤務中に私用の電話やSNSは禁止されているのが普通であり、中国に比べると日本の方が厳しいと言えるだろう。

 では、日本の職場は外国人の目にどのように映っているのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で長年生活している英国人の手記を紹介する記事を掲載し、「日本は仕事をするところではない」と伝えた。

 記事は、日本で長年生活している英国人の意見を紹介し、日本は生活するには良い国だが、仕事をするには大変な国であると紹介し、それは「真面目すぎる日本人は働きすぎであるため」で、日本人と一緒に働くことは「働きすぎる」環境に巻き込まれることを意味するためと主張した。

 また、日本人の多くは良い人で、他人のことを考えることができるが、心の奥底には強い民族意識があり、外国人はいつまでたっても外国人のままであると伝え、日本社会の中で外国人は孤独を感じることがあると強調した。

 結論として記事は、日本は生活するには良い国であるが、仕事をするには「良い環境ではない」と主張、もし、日本文化を非常に愛していて、外国人としての孤独に対処できるなら、日本で仕事を考えても良いかもしれないと伝えた。

 中国にも真面目に仕事に取り組む人は存在するものの、上司の目を盗んで私的なことを行っている人が多く見受けられる。また、大きな企業であれば週休2日であるが、一般的な仕事であれば週休1日で毎日残業があるという条件で働いても、月給5000元(約7万5000円)ほどしか貰えない過酷な労働環境であることが一般的だ。英国人からすれば、日本の労働環境は受け入れられないようだが、日本人からすれば中国の労働環境の方がより厳しいと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)