豪雨で冠水した那瑪夏区内の道路=同区役所提供

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(高雄 16日 中央社)南部・高雄市の山間部は15日夜から16日早朝にかけて、24時間雨量が最大400ミリ超の豪雨に見舞われ、特に雨の激しかった桃源区、那瑪夏区など5区で3566人が避難した。16日も強い雨が続く見通しで、これら5区には休業休校措置が取られている。

同市水利局水情センターによれば、16日午前7時までの24時間雨量は桃源区489.5ミリ、那瑪夏区432ミリ、六亀区366ミリ、茂林区348ミリ、甲仙区314ミリ。

那瑪夏区公所(役所)によると、区内の一部道路では落石などが発生しており、ショウガ、ロンシーサイ(龍鬚菜)などの農作物が被害を受けた。

中央気象局によると、中・南部では16日、南西の気流の影響を受けて大雨となる見込み。南部・嘉義県、高雄市に大豪雨(24時間雨量が350ミリ以上)警報を、台南市、屏東県に豪雨(同200ミリ以上)警報、中部・南投県、雲林県、台中市、東部・台東県に大雨(同80ミリ以上)警報をそれぞれ発令して警戒を呼び掛けている。

(程啓峰/編集:塚越西穂)