自分の好みに合わせて人工知能(AI)が二次元の美少女イラストを無料で生成してくれるサービスが「Waifu Labs」です。Waifu Labsは、2019年7月上旬にアメリカ・ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2019」に出展して話題となった「Waifu Vending Machine(俺の嫁自動販売機)」のシステムで、開発したSizigi Studiosによって無償公開されています。

Waifu Labs

https://waifulabs.com/

How we built the Waifu Vending Machine

https://waifulabs.com/blog/ax

日本のアニメやマンガを愛する海外ファンの間では大好きなアニメキャラのことを、「Wife(嫁)」を日本語っぽく発音した「ワイフ」に由来して「Waifu」と表現する文化があります。「Waifu Labs」は質問に答えて好みを絞ることで、自分好みでかつオリジナルの「俺の嫁」をAIが自動生成してくれるサービス。体験するには「MEET YOUR DREAM WAIFU」をクリックします。



スタートして始まるチュートリアルは、ポップアップの右上にある「×」をクリックすることでスキップできます。



最初にまず、さまざまな絵柄で描かれた16種類の美少女イラストが表示されます。この中から一番自分の好みに近いものを選んでクリック。もし好みの美少女がいなければ、右下に表示されている「Refresh the grid」をクリックすればOK。なお、Waifu Labsで美少女イラストを自動生成してくれるAIは、美少女イラストを大量に自動生成する「These Waifus Do Not Exist」のものを流用しているとのこと。



次に、選んだ美少女イラストのカラーバリエーションが16種類表示されるので、好みのイラストをクリック。



選択中の美少女を元に、再び異なる絵柄で描かれた美少女16人が表示されるので、好みのイラストをクリック。



最後に髪型、しぐさ、表情、服装が異なる16パターンが表示されるので、一番好みだと思うイラストをクリックします。



好みについての質問を4回答えると、自分のWaifuが決定されて表示されます。Waifuの画像下にある「Download this girl」をクリックすると、400ピクセル×400ピクセルのPNG形式で画像を保存することが可能。また、生成されたWaifuを印刷した枕が90ドル(約1万円)で、12インチ(約30cm)×12インチのポスターを25ドル(約2700円)で購入できますが、発送地域はアメリカとカナダのみとなっていました。



なお、実際にAnime Expo 2019で出展された「Waifu Vending Machine」のブースはこんな感じ。



現地では、AIに自動生成された美少女との「婚姻証明書」が発行されたそうです。



Waifu Vending Machineはものすごい人気を集め、会場の外にまで続く長蛇の列を作ったとのことでした。