国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長

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東京2020大会「1年前準備状況報告会」が、24日の都内で行われ、森喜朗組織委会長、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長らが出席した。

バッハ会長は、そこで「はっきりと申し上げたいことがある」といい「1年前の時点で、オリンピック開催都市を比べてみると、東京ほど、備えが出来ているのを見たことがありません」と評価。「これは皆さんの協力で、多くのことが達成できています」とコメントした。

「2020年に開かれる東京の大会は、オールジャパンで、国が結束して行われるものですが、これは大会のためだけに…、もしくは、大会をやるから結束しているというだけではありません。大会を通して、そのまとまった力をずーっと経験していくことで、日本全体がまとまっていくことでしょう」と思いを表した。

「ですが、今度の大会は、日本だけが成功するものではなく、私は、世界的なオリンピックムーブメントとしての成功も視野に入れています」と今後の狙いも定めていた。

森喜朗組織委会長、IOCトーマス・バッハ会長

東京2020大会「1年前準備状況報告会」にて


森会長は、開催が決まった当初を回顧。「6年前に(組織委員会が)発足した際には、都庁の一部屋をお借りして、たった44人の体制。そして今は、晴海のオフィスに約3000名の方々が、オリンピックのために努力をしてくれております」とねぎらった。

大会準備が起動に乗っていることに触れて「バッハ会長から『(準備の)早さはオリンピック新記録』との評価を頂いた」と満足げに話していた。

なお、「1年前セレモニー」も別会場で行われ、安倍晋三首相、小池百合子東京都知事らが挨拶した。

その他、聖火リレーの公式アンバサダーとして、オリンピアンの野村忠宏氏、パラリンピアンの田口亜希氏、女優の石原さとみ、お笑いタレントのサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)、メダルデザイン発表のアンベール式には、ウエイトリフティングの三宅宏実選手、カヌーの羽根田卓也選手、女子サッカーの澤穂希氏、そしてバスケットボールの渡邊雄太選手が登場。そして、東京スカパラダイスオーケストラと津軽三味線奏者の吉田兄弟によるスペシャルライブも開催された。

▼ 東京スカパラダイスオーケストラ

東京2020大会「1年前セレモニー」にて