台湾鉄道南廻線の沿線風景=同社提供

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(台北 24日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)の屏東線と南廻線は23日、肥薩おれんじ鉄道(熊本県)と姉妹提携した。双方がともに海の景色を楽しめる路線を有するのがきっかけで、協定締結に結びついた。台鉄は姉妹提携が双方の誘客につながり、鉄道を利用しての観光ブームが巻き起こることに期待を示した。肥薩おれんじ鉄道は鉄道の活性化と地域振興を図りたいとしている。

屏東線は高雄―枋寮間、南廻線は枋寮―台東間をそれぞれ結び、営業距離は合計で約160キロメートル。南廻線の一部区間は南東部の海沿いを走るため、車窓から海と空がつながる絶景を眺めることができる。

締結式は熊本県水俣市の水俣駅前で行われ、台鉄の張政源局長と肥薩おれんじ鉄道の出田貴康社長が協定書に署名した。台鉄と姉妹関係を結ぶ日本の鉄道業者として肥薩おれんじ鉄道は22社目。

(余暁涵/編集:荘麗玲)